浴室のお話し①
昨日まで続いた、設計士の違いのお話し。
ずいぶんと反響ありました。
似たような状況に陥っている方とか、
これから家づくりをという方にとってみれば、
とても参考になったみたいですね。
よかったです。
もっと違うストーリーもあるのですが。。
またの機会でお伝えできたらと思います。
ということで。
また違うお話ししていきます。
今日からのお話しのテーマは、浴室です。
これから家づくりを!という方であれば、
現在、賃貸物件に暮らしている割合が
比較的多いのではないでしょうか。
その場合、浴室は、シンプルなユニットバスですよね。
1.2m✕1.6mくらいの広さなので、
大人の男性が、浴槽で脚を伸ばすことはできない感じ。
それもあって。
家づくりへの要望をヒアリングしたりすると、
「お風呂は広くしたい!」
ということをおっしゃる方が、すごく多かったりします。
でも。冷静に考えてみると、
この場合の「広く」には、二つの意味があります。
一つは、湯船につかる時の浴槽の広さ。
賃貸物件では、足を折り曲げないといけないので、
それをできるだけ伸ばして、ゆったりと入りたいですから。
もう一つは、洗い場の広さ。
お子様と一緒にお風呂に入る機会がある方だと、
洗い場に広さがないと、結構大変だったりしますから。
それとは別で、ご本人の身体が大きくて、
洗い場広さが欲しい方もいますよね。
賃貸マンションでは、1.2m✕1.6m前後の広さが多いのですが、
戸建て住宅では、1.6m✕1.6mという広さが主流です。
40cmも浴槽が大きくなるので、前者の広さを求めるのであれば
これで、十分な広さなのかもしれませんね。
後者の場合であれば、洗い場を広くするということで、
1.6m✕2.1mとか、1.6m✕2.4mまで広くすることができます。
ただし。
洗い場を広くしていくと、その分、他のスペースを減らしていくことに
つながっていきますし、子供と風呂に入る期間ってそんなに長くないので、
もしかすると、よほどの目的がないと、広くするだけのメリットが
享受できないかもしれません。。
現状狭いので、広くしたい。
その気持ちは理解できるのですが、何のために広げるのか、
将来どうなのかまで、しっかり見通して決めていくことが大事かな
と思います。
そうそう。補足で。
「浴室広くすると、寒くなる」
そんなお話しを聞いたりしますが、そうでもありません。
建物の断熱性能が高くなってますし、ユニットバス周りも
しっかり断熱してありますから。
さらに、暖房等の設備も設置できるので、
広いから寒いということでもなくなってきています。
みなさんは、浴室にどんな広さを求めますか?
ご家族と相談しながら、決めてみてください。
もちろん。
ショールームで、実際に体感しながら。