設計士に頼むと高くなる?③
さてさて。
昨日は、設計士=お金持ちの家づくり=だから高い。
という先入観を、解消するお話しでしたよね。
最近では、いろんな設計士がいますよって。
全く触れたことのない方には、見当つかないと思いますが、
なんとなくある、敷居というかハードルって、
ずいぶんなくなってきてると思いますよ。
ただ。昨日ご紹介したコメント。
「いろんな材料を知ってて、一番いいのを使うことになりそう」
「設計士さんって、自分のこだわりがありそう」
「私たちの意見はさておき、設計士さんのこだわりの家になりそう」
については、少し注意が必要かもしれませんね。
今日は、それについて、お話ししていこうと思います。
設計事務所をされている設計士さんって、
ご自身のこだわりをしっかり持っていて、
それが一番いいと思いながら、真摯に提案します。
ホームページを見たりすると、わかるかもしれません。
設計士の「作品」を見ると、なんとなく、似たようなデザインが多いかも。
この設計士は、このデザインが得意で、オススメということですね。
その他にも。
県産材の無垢材を使うことで、社会貢献にしているとか。
コンクリート打放し仕上げで、見た目と耐震を両立とか。
断熱材はセルロースファイバーがいいとか。
オーダーキッチンにしていますとか。
こだわるポイントは、設計士それぞれで異なります。
もし。
そのこだわりを持った設計士に、設計を依頼したとして。
おそらく、最初は、その設計士の見た目とか考え方に共感して
依頼してるはずなので、自分たちの要望でなかったとしても、
設計士が提案する素材とか見た目に納得しているかもしれません。
逆に。
無垢にこだわりのある設計士に、床はフロアタイルがいいって、
なかなか言えないでしょうし、いっても無垢の良さを説明してくれるだけ。
フロアタイルに変えてくれる可能性って低いかも。
設計士のこだわりが中心に、いろいろ決まっていって、
オススメの材料、デザインで仕上がっていきます。
ここまではいいとして。。
設計士こだわりの材料が、金額高かったとしたら。。
「いい材料を知っていて、一番いいのを使う」
その結果、予算オーバーになって、減額へ。
でも。設計士がこだわりを貫いたら。。。
規模を小さくしていくしかありません。
あれ?なんかおかしくないですか?
そうなんです。
設計士のこだわりがあって、それを貫くと、
高くなってしまうことって、皆さんの想像以上に多いんです。
もしかすると。
こういった体験をされた方が、書き込みとかされていると、
「設計士=高い」の根拠になってしまっているかもしれません。
実は。
私のところに、設計士との契約を破棄されてきたお客様が、
いらっしゃったりするので、割とリアルに知っています。
その辺の深い話は、別として。。
残念ながら、設計士=高いを払拭できませんでしたね。
でも。私の回答は。
「高くもできるし、高くなくもできる」とお伝えしました。
設計士によっては、その懸念を払しょくできたりします。
設計士しだいなんです。
その辺、しっかり見極めて、設計士を選んでいただくしかないかも。
詳しいお話し聞きたい方は。。
お問い合わせください。
口頭であればお伝え出来ますので。