和室ってあった方がいいの?③
昨日は、来客をもてなす座敷、仏壇を置く仏間。
そんな使い方を目的とした和室をご紹介しました。
そういったパブリックな使い方ではなくて、
自分たちが活用する場所として計画することが、
最近は多いですね。
ただ。
先日お話しした通り、和室自体を採用しない。
そんな選択をされる方も多いです。
では。
敢えて、他のスペースを小さくしてでも、
自分たちが使う目的で設置する和室とは。
どういったケースがあるか見ていきましょう。
自分たちで使う。
そういう場合は、座敷として独立した感じではなく、
LDKなんかに隣接させて、部屋というより、
コーナーとするケースが多いです。
LDKと和室との間は、基本的にオープンにつながっていて、
一体な空間として計画されます。
和室というより、タタミコーナーという名前が的を得てますね。
漠然とほしい。
というよりは、目的がハッキリしてることが多いです。
例えば。
子供が小さいうちは、そこで過ごしてもらう。
床が畳なので、転んでも安心ですよね。
ハイハイなんかも、フローリングよりは、畳の方が抵抗ないそうです。
こういった使い方の場合の大事なポイントは。。
①キッチンから目が届く場所にする。
②段差がない方が好ましい。
①ですが、もしキッチンで調理しているときに、
子供に目が届かないと、安心できないですよね。
でも。
実際のところ、キッチンからタタミコーナーが見えなかったり、
死角ができてしまうなんてこともありますから。
もし、そうでしたら、設計士さんと相談して、
プランを変更してもらうとよいかもしれませんね。
②について。
おそらく、LDKとタタミコーナーの間には、
子供用の柵を設置すると思いますが。
ただ。それも完全に固定されてるわけではないので、
体重が掛かったりして、外れたときに、段差で危ないかも。
実は段差があると、別の目的であれば、とても便利ですが、
お子様のスペースという考え方であれば、要注意ですね。
ということで。
お子様を遊ばせておく。
そんな目的でタタミコーナーの場合は、
いくつかポイントあるので、注意してみてくださいね。
もっと違う目的がある。
そんなケースは、明日に続きます。