片流れ屋根の外観

ユーザー オープンサイト建築設計事務所 双木洋介 の写真

片流れ屋根の外観について、印象を決めるポイントは「軒の深さ」と「勾配」だと思っています。

軒の深さは外壁から屋根をどのくらい飛び出させるかというお話ですが、全く出さずにミニマルに納める、もしくは屋根ラインを強調して大きく出すなど、ここの操作で印象は大きく変わります。 機能面で言えば、軒を大きく出した方が夏の日差しを遮り雨が外壁に当たるのを防ぎますので、昔ながらの日本の住宅の典型としては外壁から90cm程度軒を出す形式が多いです。

勾配は単にデザインのお話というよりは、屋根材の防水上の要求という意味合いもあります。瓦・ガルバリウム鋼板などの板金・もしくは(私も最近使っている)シート防水など、素材によって必要な最低限の勾配がありますので注意が必要です。

軒の深さと勾配(+素材)で、様々なパターンの片流れ屋根の外観デザインは作れますので、ぜひイメージを伝えてみてください。