マンションの間取り

ユーザー エヌスペースデザイン室 佐藤 直子 の写真

新築のマンションは、すでに「部屋別図面集」などでいくつかの出来上がった間取りから広さや金額にあわせて選ぶことが多いです。
梁や柱型、壁式構造の場合は耐力壁などと給排水設備の竪管の位置「PS」と描かれている部分、
排気ダクト位置、窓やコンセントの位置など、それに合わせて設置されています。
マンションの造りは年代ごとで流行りのようなものがあったりします。
古いものでは南側に和室とリビングが配置された田の字型。
30年前くらいからは対面キッチンが流行りだします。キッチンからユーティリティーに抜けられる家事導線重視型も流行りました。(実はこれ収納スペースが減ってしまって不評です。)
さらにバリアフリーとなり、二重床で配管はスラブ上の床下を通す構造に。
直貼りでなくなり、遮音二重床で音問題がだいぶクリアできました。
 中古マンションのリノベも盛んです。立地や管理体制のほか、構造は重視すべき点です。
スケルトンリノベできる物件は自由度が増します。二重床の場合はトイレ以外の水廻りをある程度動かすことができたり、ラーメン構造であれば間取りをかなり自由に変えて、
一新することができます。

閉鎖的な対面キッチンを2列型で明るいキッチンに
和室も取り込んでひろいLDK