家の中の建具について⑥

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、折れ戸について、いろいろお話ししましたよね。

便利な側面はあるのですが、気になるところもある。
そんなお話しでしたね。

それを踏まえて、クローゼットに折れ戸でもなく。
引き違い戸でもなく。。

そんな方はどうしたらいいのか?
その辺、少し補足しておこうと思います。

まず一つの方法について。

引き違い戸では、開口幅が半分以下になってしまうけど、
前に出っ張ってこないのは、いいかな。

そんな方であれば、三枚(連動)引き戸がいいでしょう。

間口を、2枚でなく、3枚で分割するので、
開口の幅が、分割した2枚分となります。

半分に比べると、想像以上に大きいです。

もし、押し入れであれば、布団は余裕で入ります。

ただ。
それでも、やはり、1枚分は開かない部分があるので、
全開放したいのであれば、別がよいということになります。

では。別にないのかというと。
ありますよ。

ただし、間口が、1.2mほどまでになりますが。。
答えはシンプル。

両開き戸(2枚の開き戸)です。
扉を開ければ、内部が全部見渡せますよね。

それでも、戸が室内側に出っ張ってくるので、
間取りによっては、採用が難しいかもしれません。

和室の押し入れで、間口が1.2mにできるのであれば、
一つの選択肢になるかなと思います。

なんだか、一長一短あるなぁ。。
と思われた方もいるのかなと思います。

そんな方であれば。。

戸をなくしてしまって、カーテンとかロールスクリーンにする!
という方法だってありますよ。

押し入れはさすがにないかもしれませんが、
プライベートスペースである、子供部屋であれば、
カーテンにされる方もいらっしゃいます。

もともと、子供部屋が大きくない場合は、
戸を付けない方が、広く感じますし、
子供が開閉することを考えると、カーテンであれば、
かなり楽にできますから。

ラフに扱って、痛んだら、取り換え聞きますし。

なんて。
究極の話になりましたよね。

でも。実際、戸はそもそも必要なのかどうか。
それすら、しっかり考えて決めるといいですよ。

さて。続きは明日へ。