照明計画ってどうしたらいい?②

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、リビングとか寝室なんかでよく見かける、
天井付けのシーリングライトのお話しでした。

一般的に、照明器具っていうと、
シーリングライトのことを示していると思うほどメジャーです。

いいところと気になるところがありましたよね。
お忘れの方は、昨日のブログ見てくださいね(笑)

今日は、別の照明器具のお話しです。

賃貸にお住まいの方。
廊下とか、トイレを見に行ってみてください。

相当古い物件でなければですが。。
天井に埋め込まれた照明器具じゃないですか?

それ。
ダウンライトっていいます。

廊下とか、トイレとか。
狭い空間に、シーリングライト取り付けたら、
明る過ぎて、大変なことになりますよ(笑)
※厳密には、小さいサイズの器具もありますが※

ダウンライトは、一つでは、さほどの照度がありません。
なので、廊下みたいなスペースにはいいんですけど、
大きな部屋に、ポツンと一つ付けるわけにはいきません。

もし、LDKなんかにダウンライトを採用する場合は、
複数のダウンライトを組み合わせます。
数を確保して、必要な明るさを確保する感じ。

ダウンライトを部屋の中央に集中配置すれば、
シーリングライトみたいな明るさ感にできます。

でも。ダウンライトを使う時って、もう少し違う形が多いです。
ダウンライトを部屋全体にバランスよく、分散して配置する形。

中央に配置すると、周辺が少し暗く感じることもある。
そんなお話しをしたんですが、分散すれば、部屋が均等に明るくなります。

均等に明るくしたい。
もしそうであれば、ダウンライトを分散配置するといいと思いますよ。
細長い部屋でも、フラットに明るくできるっていいですよ。

それ以外に、ダウンライトにするといいことは。。

天井に埋め込まれているので、埃や虫がたまることがありません。
つまり。。掃除が必要ないんです。
(きれい好きの方は掃除していただいたOKですけど)
これ。とても大きなメリットですよね。

逆に、気になるところはないのか?
「基本的には」リモコンが効かないことでしょうか。

明るさを変えたり、色を変えたりすることはできますが、
シーリングライトのように、リモコンで操作ではなく、
壁に取り付けたスイッチで制御します。

別のやり方すれば、解消はできますが、
基本的な考え方としては、リモコン効かないですね。

それと。
ダウンライトの場合、光が直線的に下に向かうので、
例えば、ベッドの真上に配置すると、寝転がったときに、
まぶしくて仕方ありません。。

なので。ベッド周りには設置しない方がよいでしょう。

部屋のベースをつくるライトとしては、
昨日のシーリングライトか、今日のダウンライトとなります。

いずれがいいのかは、何を優先するのかで変わってきます。
比較検討しながら、決めてくださいね。

さて。明日へ続きます。