照明計画ってどうしたらいい?⑰(間接照明)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

今日は、間接照明のお話し。
そして、明日、外部の照明のお話ししたら、
一旦、切りをつけようかなと思っています。

照明は少し飽きた。
なんて方がいらしたら、明後日から、
また御覧くださいね(笑)

間接照明。
憧れる方、とっても多いです。

こんな感じですから。

これまでご紹介してきた照明器具って、
器具や電球が見えていました。

そりゃ当たり前でしょ。
って言われてしまいそうですが(笑)

どこに、どんな風に設置するのかは違いますが、
基本は、電球があって、その光が拡散して、
空間を明るく照らします。

その見え方として、表面にセードを設置したり、
器具を設置する場所が違ったりしただけです。

間接照明って、器具を見えないように設置して、
器具から直接の光でなく、壁とか天井に反射した、
間接的な光で明るさを確保します。

サラッといいましたけど、一つ大事なポイントが
入っていましたよ。

気が付きました??

間接照明って、器具が「見えない」ように
器具を設置するのがポイントなんです。

器具が見えたらだめ!ということではないんですけど、
見えない方が、「粋」なんです。

いやいや。
そんなことを、プロがしないでしょう。
なんて思っていますよね。きっと。

例えばこちら。

下足入の下に間接照明を設置して、
床面に反射する光で足元を明るくしています。
いい雰囲気になるはずが。。

ご覧いただくとわかりますが、
床面に、照明部分が映り込んでいますよね?
間接光を愉しむより、照明器具が気になってしまうかも。。

床仕上げが、鏡面(ツヤあり)の場合は、
ちょっとした工夫が必要になりますから。

次はこちら。
ベッドのヘッドの上に、壁を照らす間接照明。

木の質感が表現されたりするので、
とてもいい雰囲気になるはず。。

でも。その一部にあるのは、エアコンですね。
間接照明で、エアコンを照らしてしまっています。
しかも、光をふさいでる。。

ちなみに。
ベッドのヘッドの上の間接照明を下向きにすると、
寝転がったときに、まぶしいので、あまりやらないかも。。

なんて。
もっといろんなドッキリがあったりします。
プロでも気が付かないことも多いので難しいのですが、
いろいろ調べたりしながら、採用検討くださいね。