照明計画ってどうしたらいい?⑱(アウトドア)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ついに。
照明のお話しで、18話になりました。
長くなりましたね。

今日からは、いよいよ屋外の照明について。

屋外も??
と思われたかもしれませんね。

いやいや。
屋外だからこそ、意図してしっかり選んでおきたいです。

道路から家まで、真っ暗!なんて、もったいない。
しっかり演出して、家へとスムーズにアクセスしましょう。

まず、最初に考えたいところ。
それは。玄関周りです。

道路から玄関までの距離はさておき。
玄関周りには、明るさが欲しいですよね。

ここが玄関です!ということもそうですが、
落ち着いて、家へ入っていきたいですから。

ただ。
読書するわけではないので(笑)
ほどほどの明るさでOKですよね。

玄関周りの光で思いつくのって。
こんな感じではないでしょうか。

玄関ドアの脇の壁に、ブラケット照明がある形。

正面側にも光を放つようなデザインであれば、
玄関ドアだけでなく、玄関ポーチまで
光が行き届きますよね。

ちなみに。
ブラケット照明を設置するのであれば、
玄関ドアのハンドル側が多いです。

最近でこそ、タッチキー等が多くなりましたが、
手動の鍵であれば、鍵穴が見えないといけません。

それと。
反対側の壁にあると、ドアを開けたときに、
影になってしまうので、基本的にハンドル側ですね。

ブラケットライトは、一枚目のようなシンプルなものから
ステンドグラスを使ったもの、曲線を描いたもの、
ランタンのようなデザインのものなどなど、
いろんなデザインがあるので、お気に入りを探してみるのも
楽しいですよ。

例えば、こちら。

かなりスッキリとしたデザインです。
正面からの見た目もそうですが、壁からの出っ張りが少ない。
壁からの出っ張りが少ないと、昼間の時間帯でも
器具が主張しすぎず、控えめ。

照明器具って、夜の顔も大事なのですが、
昼の顔も意識しながら、セレクトするのがオススメです。

そうそう。
もし、器具が見えてしまうのが好きでない。
ということでしたら、ダウンライトがいいですよ。

こんな風に、じゃまになりませんし、
上からの光なので、ポーチ周りをバランスよく
明るくしてくれますから。

おっと。ついつい長くなってしまいました。

明日に続きます!