床の仕上げは何がいい?②
昨日は、木の床仕上げとして、
無垢のフローリングについて、
特徴をお話ししましたね。
自然素材が素晴らしいんですけど、
自然素材ゆえ、手入れが必要だったりするので、
何を大事にするのかで、最善かは違います。
そんなお話しでした。
今日は、木のフローリングなのですが、
無垢ではないタイプについて
ご紹介していこうと思います。
そもそも、木なのに「無垢」じゃない?
なんて思われた方もいるのではないでしょうか?
実は。
無垢のフローリングって、もしかすると
現在の日本では、主流ではないかもしれません。
えぇ?主流じゃない?
どういうこと??
主流なタイプって、ある意味、木なんですけど、
無垢ではないんですよね。
まずは、その辺からお話ししていきましょう。
二つフローリングが並んでいます。
右側は、昨日お話しした、無垢フローリング。
表面から、内部まで、すべて同じですよね。
年輪が見えているので、そこで見分けれます。
それに対して、左側はどうでしょう。
よく御覧いただくと、いくつかの層が重なって
構成されているような感じじゃないですか?
ただ。
表面も内部も、木のような質感ですよね。
そこで。イラストをご覧いただくとわかりやすい。
木ではあるのですが、いわゆる合板なんです。
合板は、木を伐りだしてきたのではなく、
薄くスライスした木を接着剤で重ねて張り合わせたもの。
人工的に造ったものですよね。
ただ。
合板そのままでは、仕上げ材としては使えないので、
表面に、木目をプリントしたシートを貼ったり、
本物を薄くスライスしたものを貼ったりして、
表面を整えたフローリングなんです。
無垢フローリングに対して、
複合(合板)フローリングっていいます。
この複合フローリングは量産できることもあって、
今では主流になっています。
ここまでお話ししてくると、よく言われることがあります。
無垢が本物で、複合は偽物って。。
でも。
それって、とても一面的な見方なんです。
複合フローリングには、
無垢フローリングにはない良さがあります。
明日、その良さについてお話ししていきますね。