床の仕上げは何がいい?③
昨日、無垢フローリングとは別の種類として、
合板からできた、複合フローリングについて
お話ししました。
無垢フローリングが本物だからいいよね。
というのは、とても一面的。
ということで。
今日は、複合フローリングの良さや
気になる点についてお話ししていこうと思います。
まずは、少し前にお話しした無垢フローリングについて
少し思い出してみましょう。
無垢フローリングの特徴。覚えていますか?
まずは、ひとつ目として。
自然素材ゆえなのですが、湿度の高い夏には膨張して、
冬には収縮する。
つまり。
目地に隙間ができたり、詰まったりするということ。
もし、その隙間に埃がたまるのがいや!というのであれば、
複合フローリングがいいですね。
下地になる部分が合板なので、湿度の影響を受けず、
収縮したりしないので、隙間ができることはないですから。
その流れで、もう一つ。
最近、あまり人気はないのですが、
もし、床暖房を導入したいという場合、
無垢フローリングの採用は、とても難しいです。
理由は。
上記した内容と重複しますが、暖められて、
乾燥に向かうと、過度に乾燥収縮してしまうため、
下手すると、反ってしまう可能性があります。
床暖房と無垢フローリングの組み合わせは
なかなか難しいんです。
もし床暖房を!ということでしたら、
形状が安定している、複合フローリングがいいですね。
もう一つ。
無垢フローリングの場合、その質感を生かすため、
表面にオイルを塗って仕上げていることがあります。
もしそうであれば。
水等が浸透していかないよう、定期的にオイルを塗る
といいですね。
もし、それに手間を感じる。
ということでしたら、複合フローリングがオススメ。
複合フローリングの場合って、表面に貼ってるシート類が
傷ついてしまわないよう、コーティングされています。
そのコーティングは、ノンワックスタイプがほとんどなので、
何かを塗ったりする手間は必要ありません。
それともう一点。
無垢フローリングは、経年で、色が変化していきます。
それは、劣化というより、味が出ることなのですが、
当初のままがいいということであれば、
複合フローリングで、かつ表面にシートを張ったものが
オススメです。
多少の色褪せはあるものの、無垢フローリングほどの
経年での変化というか変色はありませんから。
ということで。
ご要望によっては、複合フローリングが最適!
という方もいるわけです。
何を大事にするのか。
それを考えながら、決めていくことが大事です。