床の仕上げは何がいい?④

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昨日、木の板をそのまま切り出してきた無垢材
ではなく、合板を下地にした複合フローリングについて
お話ししました。

何を大事にするのかによって、
無垢フローリングか、複合フローリングか
変わってきますよ。

そんなお話しでした。

今日は、複合フローリングについて
もう少し詳しくお話ししていこうと思います。

複合フローリングは、合板等の上に、
表面仕上げを貼ったタイプだとお話ししましたよね。

その表面に使う素材で、いくつか種類があります。

まず一つ目はこちら。

表面に貼っているのは、木目柄をプリントしたシート。

なんだぁ。プリントしたシートかぁ。
なんて思った方がいるのではないでしょうか??

10年ほど前であれば、そう思っても仕方ないかも。
木目柄が、いかにも!という感じで、
表面を触ると、ツルツルでフラット。

本物に似てる!
とは、なかなか言いにくい感じではありました。

でも。。
ここ最近は、プリント技術がかなり進化。
木目柄が、かなりリアルになってきていて、
一般の方では、見分けがつかないかもしれません。

色柄のバリエーションが豊富なので、インテリアを
いろんなテイストに仕上げることができます。

そして。
シート材のはずなのに、微妙な凹凸がついていて、
手触りは、フラットでないため、リアリティがあったりします。

また、経年で、色が変化していくことも少ないです。
無垢の場合は、経年で変色していきますからね。

それと。
シート材というと、傷とか大丈夫なの?
って思われたかもしれませんね。

ただ。メーカーもそれは理解しているので、
表面をしっかりとコーティングする加工をしています。

そのおかげで、ちょっとしたことで、シートが破れて
しまうようなことは、ないようにしています。

そのコーティングがあるので、ワックスは必要なく、
ある意味、メンテナンスは、掃除以外特にないです。

そうそう。
一つ大事なポイントは、コストですね。

フローリングのという部類の中では、
コスパが、一番いいですね。

なので。
家全体に使う方もいますし、寝室とか子供部屋とか、
あまり気にしないところに採用される場合もあります。

みなさんはどこに採用してみたいですか??