床の仕上げは何がいい?⑥(高級感のあるフローリングは?)
昨日は、表面に薄くスライスした木、
もしくは、少し厚めにスライスした木を貼った
複合フローリングをご紹介しました。
少し厚めのタイプ、挽板張り複合フローリング
について、少し補足でお話ししておきたいと思います。
挽板タイプを選ぶ理由を、改めて復習してみると。
一つは、無垢材の特徴でもあった収縮な膨張が
ないことがありましたよね。
季節によって、目地が隙間になったり、目が詰まったり。
詰まるのはいいのですが、隙間できると、そこに入った埃が
気になりますから。
それに。
床暖房を採用する場合、無垢板は反ってしまうためNG。
ということで、寸法が安定している複合フローリングであれば
採用できます。
もう一つとして、薄くスライスした突板との比較。
無垢材部分の厚みがあるので、質感が無垢に近いことと、
何か鋭利なものを落として傷がついたりする時に、
下地の合板類が見えないことも重要でしたね。
仮に、全面に挽板のフローリングを貼ってみると、
無垢フローリングと見分けはつかないと思います。
(経験あるプロはわかると思いますが)
もう一つ。
見た目のことなんですけど、大きな特徴があるんですよね。
その前に質問です(笑)
フローリングの幅って、大きいのと小さいので、
どちらが高級に見えると思いますか?
(高級という感覚は、個人差あるので、一般論で)
ずばり。
幅は広い方が、より高みえするんですよね。
無垢フローリングの場合って、流通している幅は、
90mm-120mmくらいが多いです。
その中でいえば、120mmの方が高みえするわけです。
でも。
もし、複合フローリングにすれば、幅はある意味自由です。
自由?!
はい。
木から切り出せる幅であれば、200mmでも300mmでも。
つまり、挽板のフローリングであれば、幅の広いタイプが可能です。
なので、120mmを超えるようなフローリングの場合は、
挽板になることがほとんどです。
ちなみに、無垢材で、幅広にした場合どうなるのかっていうと。。
おそらく、乾燥した時の反りがすごくて、足ざわりに影響するでしょうね。
その辺の適正性を考えると、120mm程度が妥当なんだと思います。
ということで。
もし、幅広のフローリングにして高級感だしたい!
ということであれば、挽板フローリングがオススメです。