家づくりしながら変化するって自然です④

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

要望が変化する。
なのに、家づくりの変更が効かないかも。
そんな場合もあるんです。

といったお話しでしたよね。

今日は、その続きです。

要望が変化するのは自然なんですけど、
変化する方と変化しない方がいるんだと思います。
どんな人が変化しないんでしょうか。

例えば。
ご自身の感性を信頼していて、家づくりだけでなく、
日常すべてのことに、自分の意見がハッキリしている場合。

誰かの何かをみて、素敵かも。
というより。
私はこれが好きってハッキリ言える人。
自分に軸があるので、ブレることはないでしょうね。

それ以外であれば。
設計士や工務店にすべてをお任せしている場合。

つくり手の感性や考え方を信頼していて、
お任せしている状況ですよね。
何がでてきても、最善のはずだからOKです!
って言える人ですね。

でも。。
こちらの場合は注意が必要です。
少しでも気になることが出てくると、うまくいかないことも。。

そうそう。
少し違った視点なんですけど。

変化する方に共通していることって、何かというと。
家づくりに関係することで、知識が増えていくことです。

そもそも。
新しい何かを知らなければ、変化しませんから。

実は。すごく大事なこといいましたよ(笑)

新しい何かを知らなければ変化しない
=数ある選択肢を知らずに何かを決めている

家づくりの後半とか、できあがってしまってから、
こんな選択肢があったんだ!と気が付いても、
どうしようもありませんよね。

なので。
私は、お客様に、すべての選択肢をお伝えします。

例えば。
床材って、こんな素材があって、メリットとデメリットがどうで、
価格的には、こんな感じなんですって。

無垢材、突板、挽板、シート、ビニル素材にタイル、
リノリウムやカーペットまで。すべてです。

もともとは、漠然とフローリングならいいかって思ってたのに、
他の素材を知って、自分の生活スタイル考えたら、
このメリットのある素材がいいかもって思うのは自然ですよね。

そう。
変化しながら、最善に向かうわけです。

お客様に、「一般的にいい」選択肢ではなく、
その方に最善の選択肢を選んでいただきたいし、
全てを知った上で、これ!と決めていただきたいんですよね。

でも。
実はこれって、お客様からしても、つくり手からしても、
根気と体力が必要になります。

ほんとの意味で、納得できる、後悔のない家づくりには、
要望が変化していくって、大事なんだと思います。

みなさんは、どうですか?

ということで。この話題は今日でおしまいです。