壁や天井って何がいい?③
昨日は、壁天井仕上げの中でも、
日本では、一般的なビニルクロスについてお話しでした。
コスパがよくて、色柄が豊富。
最強なんじゃないか。
そんなお話しでした。
今日は、その最強に見えるビニルクロスについて、
気になる点をお話ししていこうと思います。
一つ目は、ある意味いいところと表裏一体。
そもそも、ビニル素材なので、紙に比べると強いです。
なので。
掃除なんかはしやすいですよね。
紙とか布の壁紙の場合、撥水コーティングがあれば別ですけど、
基本的には、吸水するので、掃除はかなりしにくいです。
それで?と思いましたよね。
何かっていうと。
ビニル素材なので、湿気を吸収したりがしてくれません。
イメージしてもらうとわかるかもしれません。
壁や天井に木材を貼った部屋を想像してみてください。
そこで湿気があったら、木材が吸い取ってくれそうですよね。
だって、木材って、表面コーティングして固めてなければ、
湿気を吸ってくれますから。
では、表面をビニルで仕上げたら。。
撥水はしてくれても、吸水はしてくれないはず。
ただ。
壁や天井で湿度を調整できるのはいいことですが、家電機器類で、
除湿したり、加湿したりすれば、コントロールはできますね。
もう一つは。
やはり、壁紙を壁にのりで貼り付けるので、
当たり前なんですけど、長期でははがれてくる可能性はあります。
特につなぎ目とか、壁紙の縁になるところでしょうか。
ただ、逆に考えれば。
はがれてきたら、張替えしてしまってもよいですよね。
そう。張替えで、新しくできる。
そんなポジティブな捉え方でもよいかもしれませんね。
ちなみに。
木造で新築の場合、数年は木材が落ち着くまでは、
壁際の切れなんかは発生しやすいので、定期点検で補修してもらいましょう。
ビニルクロスの気になる点をお話ししましたが、
捉え方を変えれば、メリットでもあるかなと思います。
ビニルクロスがいい。
ビニルクロスがよくない。
それって、人それぞれですから。
何を大事にするのかで、いいのかよくないのかが決まります。
それでは。
明日からは、別の壁紙についてお話ししていきます。