壁や天井って何がいい?④

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壁と天井の仕上げとして、とてもよくつかわれる、
ビニルクロスについて、お話ししてきました。

いいところも気になるところもありますね。
その辺ご理解いただきましたよね。

今日からは、ビニルクロス以外の選択肢について、
お話ししていこうと思います。

まず最初は。

ビニルクロスと同じく、壁に仕上げを張り付けるという意味で、
別の素材として、紙クロスがあります。

壁紙に紙クロス?
なんだか混乱しそうです(笑)

それはさておき。
言葉の通り、ビニルクロスはビニル製。
紙クロスは、紙製。

なかなかイメージしにくいかもしれませんね。

イメージとすると、ノートとかの紙というよりは、
和紙を想像していただくと近いかもしれません。

実際、和紙を使った壁紙もありますから。

あの質感で仕上がる壁。
マットで、いい風合いですよね。
なんとなく、和風なイメージに近くなりますが。。

見た目だけでなくて、機能的には。
紙という素材ゆえに、湿気を調整してくれます。
それと、天然素材なので、身体には優しいですよね。

気になる点といえば。
調湿してくれることの裏返しなんですが、水の弱いこと。
壁に水がかかることって、よほどないので、その点はいいとして、
拭き掃除なんかしようと思うと大変かも。。

拭き掃除というより、はたきを使うことになりそうです。

ただ。
その点を改善した紙クロスがあったりします。

東りという主要メーカーが出している紙クロス。
それは、紙でできていますが、表面に撥水材が塗布してあるので、
ある程度の水気は大丈夫ですね。

でも、よく考えると。
せっかくの調湿作用が、撥水加工してあることで、
阻害されそうな感じしますよね。

撥水加工した紙クロスという発想が、
日本人らしくて面白いなって思います。

そういえば。
拭き掃除のできない紙クロスの場合、
平場部分はいいんですけど、スイッチ周りなんかは、
結構手垢で汚れてくるので、経年でそれが気になるかも。

それを味と思えるか、汚れととらえるかは、個人差ありそうです。

最後に、価格ですよね。

主要メーカーから出ている紙クロスであれば、
ビニルクロスの1.5倍程度なのですが、
和紙ともなると、さらに高くなります。
(和紙の種類によって、価格が変動します)

その辺も踏まえて、採用を検討していただけたらと思います。

明日は、別の壁紙についてお話ししていきますね。