外壁って何がいいの?⑦(サイディング3見た目)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

ここ数回、おそらく日本で一番よく使われている
窯業系のサイディングについてお話ししています。

いいところと気になるところがあるので、
その辺しっかり調べてから採用ください。

そんなお話しでした。

どちらかというと、機能性やメンテナンス性が中心で、
もちろんそれは大事なのですが。。
今日は、窯業系サイディングの見た目について
お話ししようとかな思います。

これから家づくりを!という方ですと、
なかなかイメージできないかもしれませんが。
サイディングって聞いて、何か思いつきますか?

最近の新しい分譲住宅なんかをご覧いただくと、
わかりやすいかもしれません。

タイル柄だったり、木目柄だったり。
とくに、木目柄との組み合わせはよくありますね。
(2023年現在)

木目柄については、かなり見た目のクオリティが
高くなっているので、遠目でみたらわからないほど。
(プロが見たらわかりますけどね(笑))

ただ、デザインにこだわりの強い人だったりすると、
タイル「風」とか木目「風」が好きではない。
なんてことも。

もしかすると、設計士とか作り手のこだわりで
そう思っていることも。

なので。
いかにも、本物素材じゃない!とわかってしまう柄って
選ばれない方は、多いかもしれませんね。

そういう人たちがどうするかというと。。
凹凸が少なくて、フラットに見える柄をセレクトします。
結果、〇〇風には見えませんから。

さらに突き詰めていくと。。
完全に凹凸のない、フラットなサイディングに行きつきます。
板と板の目地が見た目のアクセントになり感じ。

シンプルでいいですよね。
ただ。
モダンなデザインにはフィットしますが、
そうでないと、チープに見えてしまうことも。。。

それと。
もし、モダンなデザインで!ということであれば、
コーナー部分にもこだわれるといいですよ。

通常だと、L型になったサイディングを使いますが、
純正部材で、金属のアングルがあったりします。

そうすると、驚くほどシャープなデザインが実現できます。
ただし。。
家が複雑な形状の場合は注意が必要です。
何も考えずにつくると、雨仕舞が悪くなります。。
(設計士でも知らないことも。。)

それと。
フラットな形状にはしたい。
でも、自分の好きな色がない!

もしそうでしたら。。
塗装をしてないフラットなサイディングがあるので、
それを使って、自由な色で塗装する。
そうすると、自分だけの外壁が実現できます。

ここまでフラットなサイディングのお話ししましたが。
それ以外の形状がよい場合は。。
メーカーの施工事例集なんかを参考にしながら、
ショールームで実物見るといいですよ。

サイディングで、かっこよく見せたい。
もちろんできますよ。

そんな風に言ってくれる設計士さんと
家づくりできるといいかもしれませんね。