外壁って何がいいの?⑪(ガルバニウム鋼板4)
昨日は、ガルバニウム鋼板のメンテナンスについて、
いろいろとお話ししました。
メンテナンスを軽減するという意図で
ガルバを検討されてる方は、参考にしてくださいね。
今日は。
ガルバニウム鋼板の見た目について順次お話ししていきます。
ガルバニウム鋼板の外壁って聞くと、
最初に思い浮かぶのって、縦リブのタイプが多いと思います。
外壁として採用する場合は、代表的な形です。
でも。
なぜ、縦リブなんだと思いますか??
いいじゃない。そんなこと。
って声も聞こえます(笑)が、大事な内容なので続けます。
縦リブになっているということは、その断面を見ると、
カクカクになっていますよね。
そのカクカクが、見た目以外ですごく大事なんです。
ガルバニウム鋼板の厚みって、0.35-0.4mmくらい。
もし、それをそのまま外壁に張ったら、どうなると思いますか?
金属って、太陽が当たると、その熱で膨張します。
仮に、ガルバの板をピシッと張れたとしても。。
膨張して、表面がたわみますよね。
平なものが、ちょっと膨張すると、結構ゆがんで見えます。
例えば、こちら。
ガルバをカクカクにせず、平なままで張ると、
こんな風に、たわんで見えたりするんですよね。
それを少なく見せるにはどうするといいのか。
というと、カクカクに折り曲げると効果的なんです。
それをイメージしていただくため、よくする話があります。
折り紙って、折っていないと、ただの紙なので弱いですよね。
でも。
幾重にも折っていくと、強くなります。
それと同じことなんです。
カクカクにすると、強度がでるので、たわみを減らせます。
なので。
見た目、カクカクデザインが多いんです。
何をお伝えしたいのかというと。。
縦リブになっていない場合は、熱でたわんでみえます。
ということ。
他と違う感じにしたいということで、縦リブ以外にしたとして、
見た目だけで決めて、出来上がったらたわんでいる。。
たわむのを知っていればいいのですが、
知らなくて、そのたわみが好きでなければ困ってしまうので。。
提案する側が、説明すべき内容なんですけど、
実際は、説明していないケースもあるそうで、
後で、トラブルになるといけないですから。
それはさておき。
縦リブ以外に、いくつかガルバの外壁があるので、
いくつかご紹介しておこうと思います。
横葺き。
いずれも屋根と同じ葺き方で、外壁にも採用している感じです。
縦リブに比べると、見かけないので、おしゃれに見えますが、
たわみについては共通しているので、ご注意くださいね。
そのたわみを解消した外壁材として、
金属サイディングがあります。
明日は、その辺をお話ししていきます。