どんなデザインになるんですか?
昨日の和空間。
どう感じましたか?
古めかしくて、昔の家。
なんて思った方も多いかもしれませんね。
それも一つの見方ですよね。
ノスタルジーに浸るつもりはないんですけど、
古きものにも、魅力はあったりしますので。
それはさておき。
今日も、少し気分転換なお話しです。
(明日からは外壁のお話し再開します)
先日お会いした、これから家づくりを!
というご夫婦から問いかけられたこと。
「ナイトウさんに頼むと、どんなデザインになりますか?」
に対する返答と合わせて、お話ししようと思います。
では。
どんな回答をしたかというと。。
第一声は、
「難しい質問ですね」
変な回答!って思った方。
いますよね!(笑)
「うちの事務所は、こんなデザインが得意で、
カッコよくできますよ。」
なんて、「作品」を見せたりしながら、
そんな返答を期待したのかもしれません。
こちらのご夫婦。
建築家(設計士)との家づくりを希望されていて、
私の前に、何人かの建築家にお会いしたそうです。
肩透かしを食らってしまったご夫婦。
「難しいって、どういう意味なんですか?」
確かに、そう聞きたくなるかもしれません。
実はこれって。
建築家=デザイナー。
自分の感性を生かしたデザインで
作品をつくる。
そんな前提があるんだと思います。
確かに、建築家の方々って、
独自の世界観があって、見た目に関して、
統一感がある場合が多いかなと思います。
なので。
そういう質問をされると。
どんなことにこだわっているとか、
こんなデザインになって素敵ですよ。
なんて説明になっていくんだと思います。
なぜ、私が「難しい」って答えたか。
紛らわしたわけじゃないですよ!(笑)
私が関わらせていただいた家づくりって、
見た目の統一感はないと思います。
カチカチなモダンもあれば、和風や和モダン、
洋館とか、ナチュラルだったり。。
使っている素材だって、いろいろですから。
何かって。
家づくりって、建築家の自己表現ではなく、
お客様の個性が表現されるべきだと思ってるから。
個性というか。美意識ですかね。
お客様が、どんな美意識を持っているのか。
それを引き出して、カタチにしているんです。
つまり。
特定のデザインとかスタイルを持っていないんです。
ということで。
ご夫婦には、そういう説明しながら、いろんな事例を
ご紹介していって、最後に。
「お二人の一番のお気に入りをデザインします」
ってお伝えしました。
とても納得していただけたようでよかったです。
おしまい。