平屋のコートハウス

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

「平屋建て」はゆとりのある理想的な住まいと私は考えておりますが、さらに「コートハウス」が付いた平屋建てのコートハウスとなると、最も理想的な住まいだと私は考えます。

家族構成にもよりますが、平屋建て住宅の場合、その名のとおりすべてのスペースがワンフロアに配置されるため、それなりの床面積になります。

また、コートハウスはいわゆる中庭のある家のことを言いますが、ひとくちに「コートハウス」と言っても色々なタイプがあり、プランの形状からL字の型、ロの字型、コの字型、Hの字型などから複雑な形状のプランまで平屋のコートハウスは様々あります。

もちろん、すべての床がフラットなワンフロアもあれば、多少の高低差を設けた平屋プランも考えられます。

さらには、中庭を囲うプランがコートハウスの特徴なので、内部空間と外部空間とが一体的になり奥行き感のある住まいが実現出来ます。

この中庭も建物で囲まれているため、プライバシーが守られた落ち着いた屋外空間を体感可能です。

私どもの設計事務所でも平屋のコートハウスを以前に設計したことがあります。

ロの字型プランのコートハウスで中庭をグルッと囲うように内部空間が繋がった、ご夫婦のための住まいです。

内部空間が繋がっていることにより、行き止まりがなく回遊出来るようになっているのが、このロの字型プランの特徴でもあり、利点です。

どこからでも中庭が見えて、その中庭にはシンボルツリーとしてヒメシャラの木を植えました。

そして、この中庭は内部空間で360度囲まれているため、外部からは中庭の様子を覗くことが出来ません。

まさに、プライバシーの保たれたプライベートな屋外空間です。