空気の入れ替えのお話し⑤

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昨日は、外気を室内へ入れる前に温度調整して、
室内温度の変化を少なくする方法をお話ししました。

それに魅力を感じた人がいるかもしれませんね。
私みたいな極端な寒がり(笑)であれば、
大歓迎な感じです。

でも。
窓を開けてしっかり空気を入れ替えしたい!
という暮らし方の方には最適でもないので、
ほんと、人それぞれなんですよ。

それはさておき。
昨日お話しした、機械で空気を入れ替える方法。

掃除箇所が一か所で済みますよ。
ってお伝えしたのですが、少し大雑把なので、
もう少し、補足でお伝えしておきたいと思います。

昨日ご紹介した方法は、
一つの機械から各部屋へ空気を運びます。

一つの機械から、いくつもの部屋へどう空気を運ぶのか
というと。
天井裏に空気を筒を通しておいて、機械から各部屋へ
その筒の中を通して空気を運びます。

各部屋から出た新鮮空気は、各所にある吸い込み口から
同じように、筒を通して機械へ戻ります。

一か所から空気を出すとなると、部屋の隅々まで
空気が行き届かない印象ですよね。

そういう意味では、しっかり各部屋へ空気を運ぶので、
しっかり入れ替えできます。

このカタチでしたら、機械が一か所なので、
掃除も一か所で済みます。

それとは違って、熱を交換してくれるのに加えて、
機械で空気の入れ替えができる方法もあります。

どんなタイプかというと。
各部屋の壁に、その部屋の空気量を入れ替えできる
機械を設置する方法です。

部屋単位で入れ替えできる方がいいとか。
部屋単位で入れ替える量を大きく変えたい
ということでしたら、それも一つですね。

通常の方法ですと、個別の制御は難しいので、
そういう場合には最適ですよね。

ただただ。。
各部屋に設置するので、掃除箇所は増えます。

例えばですけど。
各部屋の住人が自分でフィルター掃除するように
ルールづければ、それもありかもしれませんね。

空気の入れ替えをするって、結構大事です。
「この方法が一番いい!」なんて一面的。

どんな風に、空気を入れ替えしたいのか。
それがあって初めて、最適な方法が決まるんですよ。

これって。
家づくり全体にも言えることなんじゃないかな。
なんて思っています。

今日はこの辺で。