エアコンのお話し①

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昨日まで、空気の入れ替えについて
お話ししてきました。

入れ替えといっても、窓を開けるだけでなく、
窓を閉じたままでも入れ替えできる方法がありますよ。
そんなお話ししてきました。

空気のお話しつながりとして。
空気を温めたり冷やしたりする設備として、
エアコンのお話しをしようと思います。

わざわざ話題にするほどのこと?
と思われたかもしれません。

確かに。
家電屋で購入して、各部屋の壁に設置すれば
ササっと使えますし、そんなに難しい操作はないですから。

それとは違う視点からいくつかお話ししておきます。

昨日までの空気の入れ替えでも話題になりましたが、
最近の家は、とても気密が高くなってきています。

そもそも気密って?と思ったかも。。

昔の家って、隙間風っていう名前で、
家のアチコチから冬に冷たい空気が流れ込んでいましたし
室内の温めた空気が外へ逃げている状態。。

せっかく温めても、部屋全体が暖かくなりにくい。
そんな感じだったんです。

気密って、その隙間をできるだけなくしていくこと。

そうすることで、隙間風がない分、
温めた空気が外に逃げなくなります。

気密が高くなる=エアコンの効きがよくなる
ということになります。

エアコンの容量設定(〇〇帖用)って、
実は、かなり隙間風の多い当初の想定なので、
最近の気密高い家には、整合していなかったりします。

ただ。容量の大きなエアコンをエコ運転できれば、
小さなエアコンをフル稼働よりエコになりますので、
ある程度の目安にするのも一つの方法ですね。

そうそう。
ご自宅の建て替えなんかで、よく話題になるのですが。。
冬時期の暖房として、エアコンなんて無理でしょう。

そう。建て替え前は、気密が高くないので、
エアコンの暖気は、外へ逃げています。
さらに、断熱性能も高くないのもあって、
確かに、エアコンでは寒いと感じたります。

その実体験があるため、建て替えて
最近のスペックの家にすると、エアコン効きます
っていっても、なかなかご理解いただけなかったりします。。

でも。新築された家に住み始めてみると、
みなさんが、その実体験を覆されます。

エアコンで十分効くじゃないかって。

断熱+気密をしっかりすれば、
エアコンを主暖房としても使えるようになりますよ。

では。そのエアコンをどう使うといいのか。
その辺を明日お話ししていきます。