エアコンのお話し⑤(全館と個別の特徴①)
昨日は、全館空調の変遷や費用感について
お話ししました。
ここ数年で、ずいぶんとシステムが変わってきたので
導入に対するハードルが下がってきている。
そんなお話しでしたよね。
費用面以外で、全館空調と個別空調は
どちらがどうなのか?
ってことが気になってきますよね。
今日はその辺をお話ししていきます。
そもそもなんですけど。
個別空調の場合って、部屋の数だけ
エアコン本体がありますよね。
室内で見ればスッキリしてますが。。
各々に室外機が接続しているので、
外回りに室外機を置くことになります。
その配置を事前に考えておけばいいのですが、
意図していない場合だと。。
玄関脇に室外機が来たりすることも。。
仮に裏へ配置できたとしても、
かなりの台数が並ぶことになるので、
見た目はあまり美しくはないですよね。
全館空調であれば、1台か2台ですから。
スッキリですね。
とはいえ。
室外機の配置は、事前に検討しておきましょう。
それとリンクしますが、台数が多いとなると、
掃除箇所が多くはなりますね。
お掃除機能つけておけばいいんじゃない?
それも一つの考え方ですが、お掃除機能で
100%きれいになるということでもないので。。
それと、もう一つ大事な違いがあります。
個別の場合は、各部屋で温度を変えられますが
全館の場合は、それが基本できません。
例えば。
お父様は、冷房で部屋をキンキンに冷やしたい。
子供たちは、寒くなるの嫌だからほどほどがいい。
そんな場合、個別であれば、お父様の部屋だけ
キンキンにすればいいですから。
ただ、そうすると。
お父様が部屋から出てこなくなりますが(笑)
そもそもなんですけど。
全館空調って、家全体の温度ムラをなくすことを
目的に考えられた仕組みなので、
各場所で違う温度にするって、変なんです。
特に、冬場の温度差って、身体に負担かけます。
ヒートショックって聞いたことありますよね。
温度ムラをなくせば、ヒートショックは限りなく減らせます。
少し話を戻して。
全館の場合は、「基本」温度を部屋単位で
違えることはできない。
といいました。
その「基本」ってどういう意味?
ということで、その話は、明日に続きます。