造り付けの家具ってどう?①

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日までは、電気とか給排水とか
設備関係のお話しでしたね。

ついつい建物の見た目に意識がいきがちですが
設備も大事な要素なので、しっかり検討して
決めていただきたいです。

今日からは、建物の方の話に少し戻ります。
そのテーマは。。

造り付けの家具について。

家具って聞くと、なんとなくですが、
家具屋さんに置いてある家具を想像する方が
多いかもしれませんね。

造り付けっていうからには、
購入してきた家具を固定することですか?
って声が聞こえてきそうです。

それもある意味そうなんですけど。。

もう少し、狭めて考えると。。

サイズとか、素材とか、収納方法とか、
金物とか、固定方法とか。
全てが自由に設定できる家具のことです。

フルオーダー家具っていう方が伝わりますよね。

例えば。
どこかの部屋の壁一面に、収納をつくりたい!
そう思ったとしますよね。

何をどう収納したいのか?にもよりますが、
造り付けの家具として、いくつか方法があります。

一番シンプルなのは。
オープンは棚で埋め尽くす方法。

壁を90cmピッチくらいで立てて、
その間に、集成材等の棚を設置します。

その棚は、固定してもいいですし、
金具を設置して、動かせる棚(可動棚)
にしてもいいでしょうね。

納戸なんかの中であれば、この方法が
いいかもしれませんね。

モノを収納するための部屋=納戸の中なので、
その中に扉付きの収納にする必要ないですから。

オープンなのでドサッとモノを置けるので
便利かもしれません。

この方法のいいところは、モノの出し入れがラク。
可動棚であれば、幅以外の制約がないので、
住まい手の自由度がありますね。

ただし。
納戸ではなくて、リビングとかで見える場所の場合は、
ドサッとおいておくわけにもいかないので、
隠せた方がよいかもしれませんね。

そんな場合は、部屋の戸と同じ戸を使えば
隠すことができますね。

そうそう。
この場合の造り付け家具は、大工さんが製作します。
家具って家具職人がつくるんじゃないの?
って思われたかもしれませんが、その辺は明日へ。