造り付けの家具ってどう?⑦(すごい金物!)

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、造作家具をつくるときの表面仕上
についてお話ししました。

メラミン化粧板が比較的多く採用されますが、
無垢板や突板、塗装やモールテック等、
いろいろあること。

それぞれにいいところと気になるところがある。
そこまでお話ししましたよね。

今日は、造作家具ならではの金物について
一部ご紹介していこうと思います。

ちなみに。
家具に使う金物メーカーの一つとして、
スガツネ工業があります。

サイトをご覧いただくと、金物の豊富さに、
ビックリ仰天してしまうと思います(笑)

詳しくはこちらご覧ください。
https://search.sugatsune.co.jp/

一つ目。
2枚の引き違いの扉を製作するとします。

その場合って、引き違い戸ゆえに、
扉が前後に並んでいるので、
当たり前なんですけど、扉の面はずれてますよね。

開き戸であれば、扉の面はずれたりしません。

もし、家具をフラットな面にしたいとして、
その中に、機能上、引き違いの扉にしたい。

そんな時、困ってしまいます。

色や柄を統一すると、ずいぶんと馴染みますが、
それでも前後してるのは、影ができるので
わかってしまいます。。。

そんな時、フラット引き戸用金物を使うと、
課題が解消されてしまいます。

扉を閉じたとき、フラットになるような機構の
金物があるんです。

機能を損なわず、見た目もいい。
すごくないですか?

二つ目。
両開きの扉を付ける場合なのですが。

例えば。
キッチンの背面収納を造作家具にするとして、
両開きの扉を設置したとします。

開いた扉って、開けたままだとジャマになりますよね?
仮に、その中に家電が入っている場合なんかは、
扉って、使っているとき、ずっと開けておきたいはず。

さてどうしたものか。。

扉をなくして、スクリーンにする??
それも一つの方法ですけど、閉じたときに、
スッキリ見えるようにしたいのであれば、好ましくない。

そんなときに、活躍するのがこちら。

垂直収納扉用の金具ですね。

開いた扉をそのまま奥へしまい込めてしまいます。

開けていても邪魔にならないし、
閉じれば、スッキリとしたフラットな面になる。

すごくないですか?

という感じで。
もっともっと、いろんな金具があるんですよね。

それらを組み合わせていくことで、
とっても使いやすい自分だけの家具を製作できます。

興味ある方は、ぜひスガツネ工業のサイトを
のぞいてみてください。