外構のお話し(土間コンクリート)⑨

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、駐車場を緑化したい。
そんな方向けに、緑化ブロックのことを
お話ししました。

殺風景になりがちな駐車スペースを
見た目よくできるはいいですよね。

ただ。
メンテが結構大変なので、その辺踏まえて
採用してくださいね。

そんなお話しでした。

今日は、別の床仕上げのお話しです。
その素材は。。

土間コンクリートです。

駐車場とかに使ってある、あれですよね?
って声聞こえてきました(笑)

はい、その「あれ」です。

何か特別にお話しあるんですか?
って思った方もいますよね、きっと。

そうですね。
いくつか気にするポイントを
お話ししておきたいと思います。

一つ目。
コンクリートの厚みについて。

私は、駐車場なんかに採用する時、
厚みを15cmにするよう依頼しています。
もちろんですが。鉄筋入りですよ。

敢えてお伝えした意味は。。
もっと薄い場合もあるからです。

初めてお付き合いする工務店から
「土間コンって厚み150必要ですか?」
って質問されることがあるので。

逆に聞き返すと、10cmが多いって言います。

基準があるわけではないのですが、
かなりな荷重の車が乗るわけなので、
しっかり厚みは確保しておいた方がよい。
そんな風に思います。

二つ目は、目地について。
駐車場前面を一枚のコンクリートで
つくってしまうと。。

アチコチで、ひび割れが発生します。。

コンクリートは、そもそも割れやすいので
ある程度の広さに分割しておくことが大事。

2.5-3mくらいで分割しておくと、
気になる割れは軽減できると思います。

あと。
コンクリート打つ範囲が不整形な場合は、
設計士さんや現場の方と相談しながら、
分割するかを決めた方がよいでしょう。

そうそう。
この二つ目の考え方をポジティブにとらえて、
目地を10-15cm幅確保して、砂利とか植栽を
植えることもあります。

これ。
おしゃれだから採用するということと
上記した、割れを軽減する意味で効果的です。

ただ。
この目地幅を広くすることで、
気を付けた方がよいことがあります。

長くなってしまったので、
その辺は明日へ続きます。