外構のお話し(土間コンクリート3)⑪

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昨日は、土間コンクリートの場合で、
隙間をつくって、砂利や植栽を植える。

その方法について、気にするポイントを
お話ししました。

もし、隙間をつくるのであれば、
その辺を考えながら、相談しながら、
決めていただけるといいなと思います。

さて。
今日は、土間コンクリートの続きです。
いくつかについてお話ししてきます。

まずは。
表面の仕上げ方についてです。

突然ですけど。
土間コンクリートの表面って、
どんなイメージをお持ちですか?

あまり意識してご覧になっていないと
イメージできませんよね?(笑)

土間コンクリートの仕上げって、
よくあるのは、フラットなコテで仕上げた
金鏝仕上げが多いんです。

左官職人さんの腕の見せ所で、
熟練の方だと、ものすごくフラットに
仕上がったりします。

そのフラットさが、すごく美しいんです。

ただし。
そのフラットさゆえに、雨の日には、
滑ったりすることもあります。

敷地がフラットであればいいのですが、
前面道路が斜めになっていて、
駐車場も斜めにしないといけない!

そんな時だと、フラットに仕上げるって
あまり好ましくないかもしれません。
(ダメってことではありませんよ)

特に、人が通るところは、
滑りにくくしておきたい!

もし、そうであれば、表面の仕上げを
変えておくとよいですよ。

刷毛引き仕上げっていう仕上げ方があります。

金鏝は、フラットに仕上げるのですが、
刷毛引きっていうと、いわゆる刷毛を使って、
筋を入れる感じなんですよね。

表面に細かな筋が入るので、
それがいい摩擦を生み出してくれるので、
雨の日でも、かなり滑りにくくなります。

スロープなんかをコンクリートでつくる
のであれば、この刷毛引きがオススメ。

ただし。
刷毛引きは、細かな筋があるので、
雨の量が少ないと、流れにくい場合も。。

フラットよりは、水が溜まりやすいので、
その辺を注意してもらえるとよいと思います。

長くなったので、今日はこの辺で。
明日に続きます。