間取りと暮らしを丁寧に、過ごし方のシーンとして家事時間もイメージしつつキッチンとダイニングテーブルの位置関係を横並びにすることで家事の効率も変化するという事、LDKを全体像で考えるプラン。
※アイランド型キッチンにダイニングテーブルを横付け
住まいの間取りと暮らしの関係性。
家族で過ごす時間の長い
リビングダイニング・キッチン
所謂「LDK」。
その使い方は
ライフスタイルによって様々で、
キッチンと
ダイニングテーブルの配置は
食事のスタイルにも関連して
ご家族によって
随分違いもあります。
そのキッチンとダイニングテーブルの配置で、
「横並びダイニング」という
スタイルがあります。
オーソドックスな配置は、
キッチンの向かい側に
テーブルというスタイルですが、
横並びスタイルは
キッチンからダイニングテーブルまで
一直線に並んだ配置。
では
どんなメリットがあるのか?
①家事の効率が良くなる。
大きな違いは、
キッチンからダイニングテーブルまでの
移動距離です。
料理→配膳→食事→片付けという
家事の流れの中で、
キッチンとテーブルを
何度も往復しています。
この移動を
最小限にできるのが
横並びレイアウト(配置)での
キッチン~ダイニングという流れです。
手を伸ばせば
カトラリー(食器)等も置けますし、
移動も直線なので
無駄な行き来が少なくなります。
ほんの少しの距離の違いですが、
小さな負担がなくなることで
「家事が楽!」と感じる方が
多いと思います。
②食事中の家族の要求にも
対応しやすい。
おかわりや調味料が
欲しいというリクエストに
対応しやすいという点も便利なポイント。
横並びなら
テーブルに座ったままでも
コンロが見え、
お料理を温めながら
ダイニングテーブルで
寛ぐことも出来ます。
一方で横並びダイニングは、
文字通り横に長い
ダイニングキッチンになるので、
間取りの計画には
工夫が必要です。
一般的なシステムキッチンの長さは
2.5m前後、
4人がけダイニングテーブルの長さは
1.2mから1.5m程。
これを横に並べても
問題ない広さが取れることが、
大切なポイントになります。
ダイニングテーブルに
座っている人がいても、
その後ろを通れるくらい
移動のための通路に
余裕を持たせることも
ポイントです。
家を建てる時には、
ご家族が日常
どのような過ごし方をするかを
考えることが
とても大切です。
家事時間の過ごし方を
理想を持ちつつ
現実を見直すことで
過ごしやすい間取りとして
家族にとっての
最適解が見えてくると思います。
暮らしの事を丁寧に
家造りを考えてみませんか?。
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建築家 山口哲央
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