地震でも安心な家づくりのこと①
昨日までは、外構のお話しでしたが、
今日からは、少し違うお話し。
年始から、よく問い合わせをいただくこと。
地震でも安心な家づくりについて。
ここでのお話しを遡っていくと、
そのテーマについてのお話しはあるのですが、
ずいぶんと関心が高くなってようですので、
改めてお話ししていこうかなと思います。
まずもって。
令和6年能登半島地震により被害にあわれた方々に
心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早い復興を祈念しております。
それでは早速、本題に入っていきます。
お問い合わせをいただく中で、
とってもよく聞かれる質問といえば。。
「ナイトウさんは耐震3にできますか?」
ちょっと言い回しは違ったりしますが、
概ね、共通している質問です。
「できますよ」
っていうだけでは、ご紹介の意味がないので、
順にお話ししていこうと思います。
耐震等級って??と思われたかもしれませんね。
家を含め、建物を設計するときって、
骨組みを頑丈にするという意味で、
日本では特に、地震の時どれだけ耐えることが
できるのかは、とっても大事な要素です。
日本は、地震の多い国ですから。
どれくらい頑丈にするのかって、
口頭で、「頑丈にします」と言われても、
ピンときませんよね。
その程度を表現する指標として、
耐震等級というものが存在します。
数値では、耐震等級1,2,3があり、
数値が大きくなるほど、頑丈になっていきます。
等級1を基準として、2は1.25倍、3は1.5倍の
強さを持っているイメージです。
では。基準となってる等級1って、
何だと思いますか?
そもそも。
建物って、ただ自立しているだけでなくて、
屋根や壁自体の重さや、人や物の重さを支えたり
地震の力や風の力で倒れないことが前提ですよね。
屋根の重さなんて大したことないって
思うかもしれませんが。。
かなりな重さになったりするんですよね。
その重さを、一本の柱で支えるわけにいかないので
うまく力を分散させながらいくつかの部材で
支えていくわけです。
それを、感覚だけで決めるわけにもいかなくて、
建築の法律によって、その辺の計算をして、
しっかり根拠持って、建物を設計するよう
決まっているんです。
そう。
その法律で決まっている基準を満たすこと。
それが、耐震等級の1になるんです。
国が定める最低限の基準になります。
「最低限」という言い方しましたが、
その基準で設計すれば、適法ですから。
それを前提にして、もう少し詳しく
お話ししていきますが、明日に続きます。