設計といっても種類があるんです④
昨日は、設計プロセスの一つとして
基本設計についてお話ししました。
実は。
基本設計では、かなりの内容を決めます。
もろもろを一気には決めれないので、
打合せは、相応の回数が必要。
お任せにしてしまえばラクで早いですが、
せっかくの家づくりなので選択肢を減らすことなく
自分らしい選択をするのもよいのでは?
なんてお話しでした。
つくり手が、ほんとの意味で、
お客様の「自由な選択」を許容しているのかは、
なかなかわからないので、どこまで自由度があるのかは
直接確認してくださいね。
さて。
基本設計の続きのお話ししていきます。
では、具体的に。
どんな感じで進めているのかというと。。
例えば。
その日の打ち合わせのテーマが外壁だとします。
おそらくですけど、多くのつくり手の場合、
つくり手がオススメだと思う外壁材を紹介しながら、
その範囲の中で、色柄を決めていく。
そんな流れかなと思います。
つくり手が、どういう意味で、オススメなのかは
説明するかどうかはわかりません。
でも。冷静に考えてみると。。
「オススメ」する時点で、選択肢を絞ってますよね?
この外壁が、すごくカッコよくて、よく使われて
オススメなんですよとか。
少し変なお話しなんですけど。
どの外壁材にも、メリットデメリットがあるので、
伝え方次第では、つくり手のいい方向に説明できて
しまいます。
なので。
こんな外壁がよくないですか?
って問いかけても、理由付けて、オススメの外壁に
行きつかせることも十分考えれます。
それって、自由度が少なくて窮屈なのと同じです。
では。
弊社がどうしているのかというと。
世の中にある、すべての外壁材を候補として
フラットに提示します。
各々の外壁のメリットとデメリット、
さらには、概ねの予算感をお伝えしします。
何が違うのかというと。
選択肢を忖度なく、フラットな目線で紹介して
選択するときの手がかりをお伝えします。
それを踏まえて、ネットで調べたりした後に、
お客様自身で最善と思う外壁材に決めていただく。
そんな感じです。
私から、「オススメ」することはありません。
選択肢を減らすことなく、ほんとの意味で、
お客様らしい家にするため、自由を尊重しています。
そんなスタンス、流れで、家のすべてについて
お話ししていくので、時間もかかりますよね。
もし、買い物するときに、しっかり比較をする
という方であれば、そのスタンスの方が
自然なのかなと思いますよ。
おっと。長くなってしまったので、
続きは明日にしましょう。