「大人」リノベーションのお話し③
昨日は、家のリノベーションをするために、
工務店へ行きついた方のお話しでしたよね。
そのまま頼んでもいいような。
なんとなく、モヤモヤしているような。
ということで。
なかなかスタートを切れない状況でした。
では。
そのご夫婦が、何にモヤモヤしていたのか。
お二人からお聞きしたお話しをしていきましょう。
まず最初は。
提案してもらった内容についてでした。
自分たちが伝えた要望は、確かに盛り込まれてる。
でも、劇的な変化はありませんでした。
別に、ビフォアアフターみたいな大変化を求めていた
のではないのですが、ピンと来ない。
「なんとなく」もっと違うカタチがあるのではないか。
そんな風に思っていたそうです。
これ。
少し先に種明かしするのですが。。
いくつもある中で、わかりやすいこととして。
これまで、壁付のキッチンだったので、
対面キッチンに変えたいというご要望について。
そんな要望に対して、キッチンの向きを変えて、
対面キッチンにはなっていました。
キッチンの視線の先にダイニングテーブルがあって、
家族の気配を感じながら調理できそうです。
それまで、壁に向かって調理していたので、
家族をみながらできるって、いいですよね。
でも。
それだけだったんですよね。
対面キッチン要望してるんだから
??それ以上にあるの??
って思われたかもしれません。
もちろん。
それも一つの回答ですよ。
でも。少し考えてみてください。
これから、お二人での暮らしを考えていますよね。
対面キッチンにして、ご主人の気配を感じることも
素敵なのですが、子供がいない想定なので、
もっと距離が近くてもいいのかもしれませんよ。
例えば。
キッチンの対面側にカウンターがあって、
朝や昼は、そこで食事をしたり、話をしたり。
夜には、お酒を飲んだりとか。
そんな暮らし方だってできますよね。
それに。
そうすることで、食器を運ぶ手間が
かなり軽減するので、家事が楽になりますよね。
もしかしたら。
オーダーキッチンにして、ダイニングと一体の
キッチンにすることが魅力的に感じるかもしれません。
もしくは。
キッチンの横にダイニングがある形だって、
魅力的に映るかもしれませんよね。
「対面キッチンにしたい」
それを表面的にとらえて、つくり手側の「普通」な
解決策を提示するだけなので、モヤモヤするでしょうね。
もう少し踏み込んで、どんな暮らし方をしたいのかを
引き出して、それに見合う、いろんな提案があると、
自分たちにとっても最善に出会えるのではないかって
思っているんです。
そう。
もっと気持ちを理解してほしいし、
自分たちの思いつかない提案もしてほしかった。
そんな感じだったみたいです。
みなさん。どう思いますか??
長くなったので、明日に続きます。