土地のかさ上げのメリット・デメリット

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地のかさ上げ(盛土)は、土地の高さを人工的に上げることを指します。以下に、土地のかさ上げのメリットとデメリットを説明します。
メリットとして、洪水・浸水対策があります。
かさ上げにより土地が高くなるため、洪水や津波、高潮などの水害から建物や施設を守ることができます。また利用価値の向上として低地や湿地などの使いにくい土地をかさ上げすることで、利用可能な土地として価値を高めることができます。

デメリットとしては土地のかさ上げには多額の費用がかかります。土の運搬、施工、排水設備の設置などが必要となるため、総合的なコストは非常に高くなります。
また沈下のリスクとして不適切な施工や材料の使用により、時間の経過とともに土地が沈下するリスクがあります。これにより建物やインフラが損傷する可能性があります。

このように、土地のかさ上げには多くの利点がありますが、それと同時に注意すべき課題やリスクも存在します。土地のかさ上げを計画する際には、専門家の意見を参考にしながら慎重に検討することが重要です。

一級建築士 南俊治