どんなキッチンがいいの?⑯

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昨日は、主要メーカーでキッチンを選ぶ前に
知っておくと便利なお話ししましたよね。

各メーカーのキッチンにはグレードがあって、
上位グレードほどコスパは下がっていく。

こだわり次第ですが、最上位グレードでなく
中位でセレクトできるとコスパよく
キッチンのセレクトができますよ。

そんなお話しでした。
今日は、その続きです。

昨日までお話ししたグレードについて。

なんとなくですが。。

「最上位グレード」なんていうと、
キッチンの全てが高級なモノで構成されてる。
そんなふうに、思うかもしれません。

その気持ち。わからなくもないのですが、
実際は、そうでもありません。
今日はその辺をお話ししていこうと思います。

キッチンを構成する要素を分解してみましょう。

カウンター、引き出し、扉、シンク、
水栓、レンジフード、食洗機、コンロ。

代表的なのは、これくらいでしょうか。

この中で。
実は、グレードに共通することが多い
モノたちがいます。

なんだと思いますか?

具体的にいうと。
水栓、レンジフード、食洗機、コンロ
です。

そう。機器というか、設備ですね。

メーカーによっては、特定のグレードしか
取付できない設備もありますが、
おおよそは、グレード関係なく採用できます。

というのも。
設備機器って、各主要メーカーが
オリジナルで製作してるわけではなく、
家電メーカー等から仕入れているから。

例えば。
IHコンロであれば、日立とかパナソニック。
その2社が主力で、どのメーカー、シリーズでも、
共通してセレクトできるんですよね。

水栓だってそうです。
2024年現在、タッチレス水栓が人気ありますが、
LIXILであれば、どこのメーカーでも採用できます。

話を戻します。

グレードに関係なく、設備はセレクト可能。
しかも。
昨日お伝えした通り、グレードが下の方が
値引きが大きい。

気が付きました??

設備機器の機能面を重視するのであれば、
同じ機器でも中位グレードの方がコスパよく
手に入れることができることになります。
(細かなことは別として大雑把にですが)

以上から。
逆にグレードで異なることといえば。。

カウンター、ハコ、面材くらいでしょうか。。
ハコとは、キッチンの外形を構成する枠ですね。

なんだか不思議な話になってきましたが(笑)
明日は、グレードで違うところについて
お話ししていきます。