【森を招く家】作品が掲載されました

ユーザー プライム一級建築士事務所 西島正樹 の写真

【森を招く家】がOZONE家designのサイトに掲載されました。

敷地は、南に森を見下ろす魅力的な土地ながら、
森側が急斜面で境界の擁壁も古いという難しい条件。
斜面と擁壁に負担をかけない設計が可能であることをお伝えし、
計画が動き出しました。

竣工後、建主からは
「土地の魅力を引き出し、美しさと生活のしやすさを兼ね備えた居住空間」
とのお言葉を頂きました。

竣工までの過程や建主のコメントなど、掲載されています。
よろしければご覧ください。

●掲載サイト:
https://www.iedesign.ozone.co.jp/case/house/detail/post-45.html
●プライムサイト:
https://www.prime-arc.com/92/92.html

<以下サイト本文>

ご自身で何社かハウスメーカーなどを探したものの、しっくりこなかったというM様。
「建築家に依頼したら良い家が建ちそうだが、
建築家の探し方や、進め方がわからない」ということで、
OZONEの無料相談をご利用になりました。
オンラインでの無料相談時、せっかく自邸を建てるので、
『こだわりを実現し、美しい空間にしたい!』とおっしゃられていたのが印象的です。

■■■家づくりの要望■■■
●光や風を感じながら、プライバシーが確保された空間。
●山登りやスノーボードなどが趣味のため、管理・保管がしやすい家
●気軽に、頻繁に、趣味のアウトドアに出かけられる場所。
ある程度都心に出やすく、趣味の山登りにもすぐに出かけやすく、
「光と風を感じながら、プライバシーを確保した、美しい空間に住みたい」、
という想いで土地探しから戸建て注文住宅の検討始めたM様。
見つけた土地は、最寄り駅から都心までの所要時間が30分で、
南傾斜の隣地が市保有の遺跡という好条件でした。

■■■建築家から■■■
「南に森が広がる土地を見つけた。ただ森が急斜面で境界の擁壁も古い。
構造的に大丈夫だろうか。」建て主からのこのような相談がスタートでした。
敷地を確認し、斜面と擁壁に負担をかけない設計が可能であることをお伝えし、
建主は土地の購入を決定。計画が動き出しました。
『南に広がる森を生かした住宅の実現。』それがテーマとなりました。
堂々とそびえる森の樹々。それに呼応して、高さ6mの吹抜のリビングを建物の中心に配置し、
南側全面をガラス窓にしました。
こうすることで森が室内まで広がり、森の中にいるような感覚を味わえます。
一方、家族相互の共感を育むことも住宅の大切な役割です。
そこで、リビングを中心として、それを囲むように各スペースを配置していきました。
各スペースでは一人ひとり個別にすごしていても、大切な中心が感じられることで、
自ずと共感が育まれていきます。こうして自然に包まれることで心が解き放たれるとともに、
共に住む喜びを感じられるような住空間を目指していきました。
2階のオープンカウンターの付いたブリッジや、
リビング吹抜に面した個室の窓などからは様々に視界が広がり、
1階とは異なる森の佇まいを楽しめるようにしました。
建物のどこにいても、森のいろいろな表情と出会えるこの空間の中で、
ご家族一人ひとりの内面が豊かに育まれることを願っています。

■■■建主様から■■■
土地探しから入居までおよそ2年を経て、
土地・建物ともに当初の願いを十二分に叶えてくれる住まいとなり、
サポート頂いた関係者の皆様には大変感謝しております。
建築家の西島さんには、私たち家族の要望を丁寧にくみ取って頂きながら、
土地の魅力を引き出し、美しさと生活のしやすさを兼ね備えた居住空間を設計して頂きました。
光や風を感じながら、プライバシーも確保され、
身心のエネルギーや安らぎを感じられる魅力的な住まいとなりました。
森の木々や落葉、鳥や虫といった生き物など、自然相手に手間がかかることもありますが、
楽しみながら暮らしていきたいと思います。

■■■お住まいのご紹介■■■
●外観
機能性・コストバランスとデザインを両立した外観。
落ち葉が多いエリアの為、樋の高さにも配慮し、手が届くような設計となりました。
●LDK
借景の森と一体化したリビングと、森に向かって作業できるキッチンです。
テラスダイニングは天井の高さが抑えられており、森・リビングとつながりながらも、落ち着く空間となっています。
自宅完成後、テラスダイニングからつながるウッドデッキを自らDIY施工されました。
●2階ブリッジ
2階の個室を繋ぎ、LDKと吹き抜けで繋がる2階廊下兼ファミリースペース。
森とリビングの気配を感じながら、勉強や仕事ができるスペースとなっています。