ご主人スペースをどうする?⑥

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、「普通」に見える書斎を
ご紹介しながら、ご主人のこだわりを
どう実現したのかをお話ししました。

しっかり作業するのであれば、
カウンターは広めがよいでしょうね。

その広さって、個々人の使い方で
異なるので、自分だけの最善を
探して、実現してみてくださいね。

今日は、もう一つの書斎について
ご紹介しておこうと思います。

こちらをご覧ください。

正面に奥行60cmのカウンターと
横に45cmのカウンターが連続する
書斎スペースです。

正面カウンターの上部には本棚を設けず、
ダウンライトでしっかりと、
手元を照らしてます。

カウンター上に棚がないと、
圧迫感がなくて、広々して見えますね。

もしかすると。
奥行の深いカウンター上に本棚って、
手が届きにくい可能性があるので、
使い勝手はよくないことも。。

できるだけ収納を!
って思う気持ちもわかるのですが、
使い勝手も踏まえて採用しましょうね。

こちらの書斎では。
手の届きやすい側面壁にできるだけ
棚板を確保して、収納しています。

本棚であれば、奥行はさほど
深くなくていいので、空間を圧迫しませんから。

どれくらいの収納が必要なのか。
それも考えながら、棚の計画をすると
いいのですが。

ついつい大は小を兼ねるということで、
本棚だらけになり、圧迫感のある空間に
なることもあるので、ご留意くださいね。

そうそう。
こちらの画像も御覧ください。

同じ書斎でしょう?
って声聞こえました(笑)

そう。同じなんですけど。。
椅子の向きが違いますよね。

実は。。
こちらのご主人の使い方は、
正面奥に向かって作業することもあれば、
側面に向かって作業することもあります。

昨日ご紹介した側面のカウンターは
モノを置くという役割のみでしたが、
こちらでは、気分や状況に応じて、
カウンターを使い分けているんですよね。

ちょっとした変化なのですが、
気分って結構変わります。

小さなスペースだとしても、
ちょっとした工夫で、豊かな居場所に
することはできます。

いろいろ工夫しながら、妄想を広げて
いただけるといいなと思います。