窓辺で感じる夏の暑さを減らすには?③

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昨日は、夏の窓辺で感じる暑さ対策として
昔ながらの方法、葦簀についてお話しました。

その考え方を取り入れて、シェードを
設置する方って、たくさんいますよね。

布地しだいでは、葦簀ほど暗くなりすぎず
日射を遮ることができますので。

とても有効な方法なのですが、
この家づくりのタイミングで、何か他に
方法はないのか?ということで、
いくつかご紹介していきましょう。

パッと思いつくのって、おそらくですけど
シャッターですよね。

もし古い家に暮らしているのであれば、
シャッターでなく、雨戸かもしれませんね。

窓の外側にあって、日射を完全なまでに
遮断してくれます。

暑さ対策という意味では、とても効果的です。

ただ、全て閉じてしまうと暗くなるので、
途中でとめたりして、明るさの調整が必要かも。

最近であれば、シャッターが閉じてから、
スラット(シャッターのパネル)の間が開閉して
ちょっとした光と風を通してくれる商品も
出てきているので、気になる方はチェックください。

ただし。
街中で、防火の必要な場所では使えないのと
明るさという意味では、物足りたいと感じる方も
いるかなというのが、率直な感想です。

雨戸は、新築であまり採用されることはありませんが、
リフォームの場合だと取りかえすることがあります。

そんな時に、ルーバー雨戸という製品にされる方が
多いかもしれません。

雨戸のパネル部分が、動く羽になっているので、
雨戸を閉じたまま、羽の角度を変えることで、
よりたくさんの光を取り入れることができます。

すごくいい発想なのですが、雨戸って。。
戸袋から出したりしまったりすることに
手間がかかることが気になることです。

この雨戸の考え方(可動の羽で光をコントロール)で
窓の外側に設置する目隠しがあります。

壁に固定されているので、雨戸のように
収納したりはできないのですが、
常にプライバシーも確保したいのであればオススメ。

機構がシンプルなので、壊れにくいでしょうし、
使い方も簡単ですよ。

最近では、もっと便利なモノが出てきています。

明日はそのお話していきます。