窓辺で感じる夏の暑さを減らすには?④

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、暑さ対策として、窓の外側に
設置するものについていくつかご話しました。

それぞれに、いい側面もありつつ、
気になる側面もあったり。

でも。
日射熱を遮るという意味では、いずれも
効果的なので、ぜひ検討してみてください。

今日は、その続き。

これまでに登場していないモノがあります。
それがこちら。

ご覧いただくとわかりますが、よく室内でも
取りつけするブラインドですよね。

ただ、室内ではなく外付けなんです。

シャッターみたいに、電動でおろしたり、
巻き上げたりすることができます。

シャッターとの違いは、羽の部分が
シャッターみたいに閉じたままではなくて、
羽が回転して、自由な角度にできることです。

夏の暑い時は、羽を閉じてしまってもいいですし、
斜め下向きにして、光や風は取り入れつつ、熱は反射、
プライバシーの確保にも使えます。

冬場であれば、巻き上げてしまってもいいですし、
羽を斜め上方向に向けることで、たくさんの光を
取り入れつつ、視線を遮ることもできます。

電動になってるのも便利です。
リモコンひとつで、コントロールできますよ。

シャッターの閉そく感はないですし、
雨戸みたいに出し入れの手間はないですし、
ルーバーは手動でなく電動で角度調整できます。

昨日お話したモノも有効なんですが、
それらの気になる点を改善できるという意味で
とてもいいモノだなと思います。

ちなみに。
この外付けブラインドは、いくつかのメーカーから
入手することができます。

大きく分けて、二つの種類があります。

ドイツのメーカーで、オスモ&エーデル社の製品。

羽がアルミ製で、どちらかというと、柔らかく
柔軟性があります。

スッキリ見せたい!という方には、よいですね。

スッキリしている分、少し華奢な印象ですが、
耐風実験はしているので、台風も大丈夫。

とはいいつつ。
台風の時は、巻き上げておく方がよいとは
思います。

それと、もう一つ。
国内のメーカー、三和シャッターとか
オイレスというメーカーがつくっている製品。

こちらの羽は、少し複雑な形状にしてあって、
風を受けても曲がらないよう、強度を持たせてます。

それゆえ。
ドイツの製品にくらべると、ゴツイ感じ。
でも。羽を閉じれば、シャッターのような
堅牢性を確保できるといわれています。

これまでご紹介してきた、いくつかの方法。
一つに絞りこむというより、場所や状況によって
使い分けると、よりよい状況にできそうです。

比較しながら、いろいろ考えてみてください。