開閉できるハイサイドライト

ユーザー 三浦尚人建築設計工房 三浦尚人 の写真

ハイサイドライトとは壁面の高い位置にある窓のことで、私の設計事務所ではよくプランに採用しています。

理由のひとつは、日の光を室内に取り込むためには高い位置に窓があったほうが効果的ですし、特に住宅地では隣家が接近していたり、道路からの視線が気になることから天井際の位置(1階の居室)に窓を設けることが多いです。

さらに、ハイサイドライトは横長のスリット窓を天井際に設けることが多いです。
それは、天井際の窓から入る光が、天井へ反射して光が壁を介して室内全体が柔らかい光で明るくなるからです。

また、そのハイサイドライトは、FIX窓とスベリ出し窓の組合せをよく採用し、光を取り込むだけでなく、風通しのために開閉できる窓も必要だからです。

ハイサイドライト、つまり天井際の高い位置に設けた窓を開閉できるようにするためには、ハンドルでは手が届かないケースが多いので、通常は、手動式のチェーンオペレーターあるいはリモコン操作での開閉可能な電動ユニットを選択します。
私の設計事務所では、電動ユニットを選択するのは吹き抜け上部に設けた場合のみで、ほとんどは手動式のチェーンオペレーターを選択しています。

ただし、チェーンオペレーターを選択した場合、チェーンが他の物と干渉しないよう、または小さなお子さんが触らないよう配慮が必要です。