用途上不可分とすることができる住宅の離れの要件

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「用途上不可分とすることができる住宅の離れ」の要件については、主に税制上の扱いや建築基準法上の観点から定められています。

主たる住宅との一体性となるため、離れが母屋と一体の住宅として利用される必要があります。具体的には、住居機能が母屋に依存していることが求められます。
離れは独立した住戸としてではなく、母屋と合わせて1つの住宅として使用されていること。
離れに独立したキッチンや浴室などの主要な生活設備がない、または母屋の設備に依存している。

用途の統一性では、離れが主に住宅としての用途に供されていることが重要です。
例えば、事務所や店舗などの住宅以外の用途として使われていないこと。
離れが趣味や来客用の部屋など、居住者の日常生活と密接に関わる形で使用されている場合、不可分と認められやすい。

などです。ご参照いただければ幸いです。一級建築士 南俊治