バルコニーいる?いらない?③

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昨日は、洗濯物や布団を干すために
バルコニーがほしいけど、採用しない。

そんな人が増えている理由として、
お手入れが面倒という方が多いという話を
しました。

洗濯物は、室内干しでいいとしても
布団は天日干ししたい!なんて方も
いるでしょうから。。

そういう方はどうしたらいいのか。
今日は、そのお話からスタートしましょう。

最初に。
日々のお手入れと長期のお手入れはわけて
考えます。

日々のお手入れを減らすのであれば、
答えはシンプル。
雨や埃が入りにくくすればいいんです。

方法はいろいろですが、簡単なのは、
バルコニーに窓を付けたりして、
サンルームにしてしまうことです。

全開放している状態に比べると、
圧倒的に汚れは減ります。

しかも。
雨の日でも気にせず、洗濯物が干せるので、
それもメリットですよね。

ただ。夏の暑い日だと、かなり高温になって
大変なので、ルーバー付きの壁を採用する等
上手にセレクトした方がよいでしょう。

では。長期のお手入れ対策はどうか。
これもいくつか方法があります。

その前に、経年での劣化をする原因を
特定しておきましょう。

それが何かっていうと、紫外線なんですよね。

なので。
日当たり抜群のバルコニーをつくると、
結果、防水の劣化を早めてしまいます。。

日当たりほしいのに。。
なんて思うかもしれません。

ただ、想像してみてください。
夏の、あの暑い日差しが床面に照り付け続けるわけ
ですから。。
劣化しそうなのもわかりますよね。。

なので。
劣化を遅らせる=お手入れの少なくするためには、
防水面に、紫外線をできるだけ当てないようにする
ことが必要なのはご理解いただけますよね。

そのためには。
一つは、バルコニーに屋根を取り付けること。
全ての紫外線をなくせませんが、ずいぶんと
減らせますから。

これって、同時に、室内への太陽熱の侵入を
減らすことにもつながるので、夏の暑さ対策にも
効果的です。

もし、屋根が付くのは見た目が好きじゃない!
ということであれば。。

電動のオーニングでもいいと思いますよ。
見た目を意識したい時は、オーニングを格納すれば
いいので。

屋根だけでなくて、床に何かを敷くのも効果あります。
人工芝とか、タイルやデッキもありますよね。

ただし。タイルやデッキは隙間があるので、
埃のこととか紫外線も一部入ってしまうことは
やむなしかもしれません。

何もないよりは効果的ですから。

長期のお手入れ対策には、もう少し方法があるので、
明日お話しましょう。