バルコニーいる?いらない?⑤
昨日は、バルコニーのお手入れ
という視点から、より簡易になるような方法を
いくつかご紹介しました。
アルミ製の別構造バルコニーとか、
防水自体の性能を上げるとか。
お手入れはもちろん楽になるのですが、
コストや見た目のこともあるので、
比較検討しながら、採用してみてください。
今日は、バルコニーを洗濯物や布団干し
という実用的な使い方以外について
注意点と合わせてお話していこうと思います。
家づくりのヒアリングをさせていただく際、
よくお聞きする要望はというと。。
「バルコニーでBBQをしたい!」
でしょうか。
LDKが1階にあって、そこに隣接して
テラスがあるということなら、
そこで、BBQ等を愉しめますよね。
でも。
LDKが2階にあったり、1階に庭が取れなくて、
2階にバルコニーがあるなんて時には、
バルコニーで、BBQという発想もあり得ます。
リビングからつながるBBQバルコニーは、
こんな感じです。
リビングの窓から外へは、段差なくつながるよう
人工木のデッキを敷いています。
こちらのお客様は、バルコニーでBBQをすることが
一番の御要望で、実際のところ、週に2回以上は、
こちらで食事をしたりしているそうです。
これって、バルコニーを広く確保して、
デッキを敷けばいいんでしょう??
って、そんな簡単でもないんですよ。
そもそも広さって、どれくらにしますか?
よくあるバルコニーを少し広くしたくらいでは
BBQを愉しむのに、窮屈になりますよ。
こちらの家の場合ですと、6帖+αの広さ。
それでも、ご友人を呼んでワイワイやるには、
リビングとの間の窓をフルオープンにして
一体で使う前提で、ちょうどいい広さとのこと。
御家族だけなら、6帖でもよいかもしれません。
いやいや。BBQまではやらなくていいけど、
ちょっと腰掛けて、朝に珈琲とか、夜にお酒を
たしなめれればいいということであれば、
もう少し小さくでもよいでしょう。
こちらご覧ください。
こちらで、広さは5帖で、短辺が1.65m幅。
これくらいの広さがあれば、夜にお酒くらいは
楽しめますよね。
なので。
どういった使い方をしたいのかによって、
適正な広さがあるので、つくる前に、
御家族でお話していただくとよいでしょう。
ご紹介したみたいな使い方をする場合は、
バルコニー自体に、いろいろ工夫しておく
必要があるので、明日はその辺をお話します。