バルコニーいる?いらない?⑥

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

昨日は、バルコニーを家族や友人と楽しむ。
そんな使い方をする時に、どれくらいの広さ
が必要になるのか?についてお話しました。

家族でお酒をたしなむくらい?
友人を招いて、BBQをする?

どんな使い方をするのかによって、
必要となる広さが違うので、
目的を決めてから、広さを決めてくださいね。

そんなお話でした。

今日は、そういった遊びの場所として使う
バルコニーにする際の建築的なポイントを
お話しておきたいと思います。

まず一つ目は、BBQをする場合について。

当たり前なんですけど。。
BBQをするということは、火の粉が
バルコニーの床面に落ちる可能性があります。

電気式のホットプレートであればいいのですが。。

火の粉が落ちたからといって、
もちろんいきなり燃えることはないのですが、
正直、あまり好ましくはありません。

なので。
BBQをするのであれば、その床面に、
耐火シートや不燃材を防水面の上い敷いてください。

そうであれば、床面に人工木や天然木のデッキでも
少し安心できますよね。

もし、より安全にということであれば、
デッキの床素材を、タイルにするとよいですね。

タイル間の隙間はありますが、おおよそは不燃の
タイルですし、見た目も素敵です。

しかも。。
デッキブラシでゴシゴシしてもよい堅さなのも
魅力なのかなって思います。

BBQとかすると、どうしても汚れますから。

人工木がゴシゴシできないわけではないですが、
タイルに比べれば、傷がつきやすいので、
経年で劣化の原因にもなりかねません。

それ以外に何かあるのかというと。。
夏の日射対策が必要となります。

バルコニー全面に屋根がかかっていれば、
日差しは遮れますが。。

おそらく、大きな屋根がかかってしまうと、
LDKへ光が行き届かなくなる可能性もあります。

だったら、どうしたらいいのか。

先日、バルコニーの劣化対策で話しましたが、
実は同じことで、オーニングを付けたり、
屋根面にタープがかけられるようフックを付けたり。

夏の間は屋根をかけて、日差しをカットして、
冬場は、屋根をなくて、日差しを取り入れる。

それも、あらかじめ計画しておきたいですね。

よくある話として。。
屋上をつくって、そこでいろいろ楽しもう。
そう思ったのに、実際使わなくなる。。

その理由は、夏の日差しが強すぎて
耐えられないからという理由が多いんです。

せっかく楽しめる空間にするのであれば、
その辺も配慮しておきたいですね。