家が完成するまでの適正な期間って?②
昨日から、家づくりのパートナーと
家づくりをスタートしてから引き渡しまで
どれくらいの期間が必要なのかについて
お話しています。
まず最初は、工事の期間。
期間が短いほど、新居に早く住めるから
といって、それが最善でもないんです。
そんなお話でした。
今日はその続きです。
経験上一番短い工事期間として、
3か月の現場についてご紹介しました。
なかなかな慌ただしさでしたよ。
それがいいかどうかはさておき。
少しネガティブな言い回しに聞こえたかも
しれません。
実は、ハウスメーカーの工事期間って、
3-4か月ほどって言われています。
全てのハウスメーカーということでは
ないんですけど、おおよそはある程度
規格化されていたりするので、短くも
できるのかなと思います。
極端な例だと。
工場でおおよその部分をつくってきて
運んで、現地で合体するなんて会社も
あるくらいですから。
別に、ハウスメーカーの工事部隊が、
素晴らいから、短いわけではありません。
では。
規格になっていない注文住宅だと
どれくらいの工期になるのか。
40坪くらいまでの前提ですが。
5-6か月ほどというのが適正かなと
思います。
そんなにかかるの?
って思われたかもしれませんが、
各工事を無理のない範囲で連続させていくと
5-6か月くらいには、なってしまいます。
規格化された家ではなくて、注文住宅で
もし、それより短い工期だとすると。。
どこかに無理が来ています。
例えば。
木造であれば、大工さんの工事って、
大きなウエイトを占めます。
この期間が短くなれば、工期短縮に
直結します。
大工さんが3か月かかる工事を
1.5か月でやってくださいって言われたら。。
朝晩に残業するわけにはいきません。
ご近所から騒音でクレームでますから。
ということは。。
倍のスピードで工事するか、二人で作業
することになります。
倍のスピードでは、丁寧な仕事は難しいし、
二人で工事すると、丁寧さに差が出ます。
職人として丁寧にしたいんですよ。
でもできないんです。
それがいい家づくりにつながるとは
思えませんよね。
長くなりましたが。
工事の期間が、5-6か月ほど見込むと
いいと思います。
明日は、設計の期間についてです。