「この土地っていいと思います?」⑫
昨日は、いい土地に出会うために、
注意した方がよい土地の一つとして
旗竿敷地についてでした。。
全然だめ!という意味ではなくて、
いろいろと気になるポイントがありますよ。
そんなお話をしました。
そもそも。
相場よりお値打ちに見える土地で、
敷地のカタチが見えていない場合って、
旗竿敷地の可能性があるため、
しっかり問い合わせしてくださいね。
今日は、これまた違う視点から。
家を建てる時、敷地のことはチェックしますよね。
当たり前ですが。
測量してもらって、その敷地をもとに
間取りを入れ込んだりしていきます。
以前、チラッとお話したことはあるのですが。。
実際に、敷地を見ることなく、家のプランを
作成するという設計士もいたりします。
例えば。
南側は3階建ての家が建っているのに、
南側に庭を設けて2階建てを提案する。
日当たりが欲しい方であれば好ましくない。
でも、それって、敷地を見ていて、
3階建ての隣家があることがわかれば、
それを踏まえた提案ができるかもしれません。
そんなわけないでしょう。
って思われたかもしれませんが。。
プロからの提案に、「なんとなく」違和感を
感じて、弊社に相談していただく方々が提示
される計画図って、結構そんな感じ。
そりゃあ、敷地をしっかり見てるお客様であれば、
違和感感じるのも自然ですから。
それと同じくらいビックリすることとして、
南側に設置した大きな窓が、隣家の窓と
向かい合っている。
実は、こちらの方が、かなり多いと思います。
そもそも。
敷地の調査をするとき、周りの建物の窓が、
どの位置にあるのかって、意図して頼まないと
把握する方法がないんです。
私の場合は、敷地の現況を測量してもらう際に、
隣家の位置とかカタチ、窓の位置までを
落とし込んでもらうよう依頼しています。
それを踏まえて、できるだけ重ならないように
気を付けて窓の計画をします。
ただ。
どうしても欲しい位置の窓を付ける場合は、
ガラスを半透明にしたりするようにもしてます。
こういった対処がないまま工事が進んでいくと。。
お隣さんとこんにちは!なんてことになります。
なので。
隣家の窓が、やたらと多くて、こちらの窓が
計画しにくい、できないなんてことも。。
そういう土地って、窓が欲しい方にとってみれば、
好ましくないので、「いい」土地にはなりにくい。
ということで。
隣家の状況は、家づくりに大きく影響しますので、
いい土地なのかの判断にはとても大事なことです。