それぞれの家庭で家の価値観や過ごし方の違いがありますが室内で愛犬を過ごすという住まい造りや環境を考える際には床の構成にも考え方の差が生まれます、出来るだけ滑らない床に。

ユーザー やまぐち建築設計室 山口 哲央 の写真

愛犬とって危険な床の特徴。

人の場合もそうですが

犬の脱臼や骨折など

重度の怪我のほとんどは

自宅の室内で起きています。

獣医の住まい手さんと

室内飼いについて

意見交換する事もあるのですが、

よく話題にも出る

犬にとって「危険な床」の特徴を

少し書いてみたいと思います。

人間にとっての快適な室内環境と、

犬にとっての快適な室内環境とでは、

様々な違いがあります。

犬の体の大きさによっても、

それぞれに

暮らしやすい

室内環境がありますし

犬の年齢や健康状態によっても、

室内環境を

見直さなければなりません。

家の中で暮らすことが

当たり前な犬が増えたことで、

犬にとっての

快適で安全な室内環境とは何かという事は

飼い主にとっても

大きな課題になっています。

犬にとって「危険な床」の特徴を。

室内飼いをしたいのですが

家の床は大丈夫でしょうか?。

という内容でないご相談を

問い合わせから

いただく事もあります。

犬にとって危険な床の特徴は、

滑りやすいことです。

代表的なのは、

フローリングです。

実は、

畳も犬にとっては

滑りやすく危険な床です。

ただ、

爪にグッと力を入れることで

食い込ませやすく、

滑ったときに

とどまれることがあります。

フローリングの木目が

デザインとして

お好きな方もいますし

掃除がしやすくて

楽だということもあります。

しかし、

滑りやすい床は、

犬が脱臼や骨折などの

大怪我を負いやすい状態。

先日、

知り合いの犬がフローリングで滑り、

股関節脱臼したという話しも。

もしフローリングを活かしたい場合、

ペット用の

フロアコーティングをするという方法が

安全対策としては

おすすめできます。

業者に依頼することも可能ですし、

コーティング剤を購入して

ご自身で塗ることも可能です。

歩くだけでズレるラグが敷いてある。

犬にとって危険な床の特徴は、

歩くだけでズレる

ラグが敷いてあることです。

やんちゃ盛りで

遊び好きな犬である場合、

留守番中にズレてしまいやすく、

帰宅する度に

敷き直しているのではないでしょうか?。

犬がラグの上を

ダダダッと走ったとき、

滑ったり転倒したり

したことはありませんでしたか?。

一度でもあれば、

買い替えることを

検討したほうがよいラグかもしれません。

ラグを買い替えられないときの

安全対策としては、

ズレやすいラグの下には、

滑り止めシートを活用する事もお勧めです。

ラグの下に敷くタイプもありますし、

ラグに貼り付けるタイプもあります。

めくれやすいカーペットが敷いてある。

犬にとって危険な床の特徴として

めくれやすいカーペットも

注意したほうがよいかと思います。

重さのあるカーペットは、

犬が歩いてもズレにくく、

タイルカーペットであれば

お手入れもしやすくて

人気かと思います。

しかし、

長期間使っていると、

経年劣化によって、

めくれやすくなることがあります。

角が少しめくれた状態のまま

使い続けていませんか?。

人も犬もつまずきの原因になりやすく、

危険です。

犬がシニアになると、

人と同じように

ちょっとした段差にも

つまずきやすくなります。

ご自宅の床に、

今回書いたような

特徴はありませんか?。

それぞれの床にあわせた

安全対策を施し、

愛犬を重度な怪我から

守ることが出来るようにと思います。

愛犬の成長と変化も

同じ家族として

どのように接して暮らしていくのか?。

室内で飼うという

暮らしのカタチを考えている場合は

それに応じた選択として、

危険な床ではないか、

一度見直してみるとよいと思います。

家を新築される際にもそうですが

リフォームやリノベーションの際にも

そういった観点を大切に。

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