ヌック

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建築における「ヌック(nook)」は、部屋や建物の中で小さく区切られた隅の空間や、特定の目的に応じて設けられたこぢんまりとしたスペースを指します。このようなヌックは、空間に多様性や機能性を持たせ、リラックスできる場所やちょっとしたプライベートな空間を作り出すために利用されます。
例えば、読書ヌックでは窓際や部屋の一角に設けられた、椅子や小さなソファ、クッションが置かれた読書用のスペースです。
ワークヌックでは、リモートワークが増える中で人気が高まっているスペースで、小さな机や椅子を設け、集中して作業ができるようにしたワークスペースです。

子ども用ヌックでは、おもちゃや絵本を置いて、子どもが安心して遊べるスペースとして設計されることもあります。

ヌックは、狭い場所を有効に活用して居心地の良い場所を提供する役割を果たし、オープンスペースの一部を心地よいプライベート空間として活用するアイデアとして人気です。

一級建築士 南俊治