家づくりを始めるご夫婦とのお話⑥
先日より、私とお会いする前に、
とある建築家と家づくりをされていたのですが、
それを解除されてこられた、ご夫婦のお話です。
変更の要望を伝えようと建築家のところへ。
変更については、対応してくれそうということで
一安心していたところに、建築家から話が。
見積をとってみたら、予算オーバー。
減額案では賄いきれず、規模縮小を検討することに。
奥様の様子がおかしいことが気になっていたご主人。
一旦建築家とわかれて、帰路につきます。
今日はその続きになります。
疲れもあったせいか、
帰りの車の中では、会話はなかったそうです。
帰宅して、ご主人が切り出そうとすると。。
それまで黙っていた奥様が一言。
「家。建てれないね。」
その言葉を聞いて、ご主人は、
変更したり、縮小すれば、大丈夫だから
と返答するのがやっとだったそうです。
その翌日の朝、ご主人は一人で、
改めて減額案を見ます。
そこで思ったことの一つは。
そもそも、なぜ途中の概算で予算内なのに
今の段階になって、急に倍近くになったのか。
理解が追い付かないかったそうです。
というか。
間取りが決まって以来、さほど打ち合わせもなく、
こちらの意向も取り入れていない内容なのに、
なぜ、こんなことになってるのか?
自分たちが、何か贅沢をいった結果であれば
わかるが、それすらよくわからない。。
それと、もう一つ。
奥様が気に入っていた仕様の多くは減額案だったこと。
建築家から提案してもらって、すごく気に入っていた
アイランド型のキッチン。別シリーズの壁付け?
カップボードは取りやめて、今の家具を使う?
白い塗り壁はサイディング?
洋風瓦は、化粧スレート?
等など。。
その減額案を採用することで、
奥様が目指していた家からは、離れてしまいます。
それを目の当たりにして、リストを見た奥様が、
モチベーションが下がってしまうことを
改めて深く理解ができたそうです。
奥様は完全にモチベーションが下がってしまって、
家づくりの話自体をするのが難しい空気感だったので
建築家から縮小案ができたと連絡はあるものの
奥様に切り出せず、ご主人一人でいくことにします。
建築家にお会いしてすぐに、もう少し違う減額案はないか?
と問いかけてみたところ。。
それが見当たらないから、縮小案を考えてると。
さらには、増資をお願いできませんか?と言われます。
納得できてもいないのに、増資はできない。
と思っていたので、増資はしないことを伝達します。
すると、建築家から縮小案が提示されます。
それを見てどう思ったでしょうか。
明日に続きます。