製作建具の魅力について②
昨日から、オーダーの製作建具について
いろいろとお話しています。
オーダーだから高いんでしょう?
って聞く耳持たないなんて、もったいない。
すべてをオーダーにしなくても、アクセントで
一本だけなんてこともできますから。
昨日は、まず、オーダー以外についてのお話。
主要建材メーカーが出している既製品の建具だって
いろんな色柄デザインがあるので、それで十分!
という方も多いはず。
でも。
アクセントクロスに、気に入った色を採用して、
建具をそれに合わせたい!なんて時には、
既製品ではなかなか難しい。。
そんな時に製作建具であれば、対応できます。
今日はその辺のお話からです。
仮にアクセントをグレーの石目柄にしたとします。
その壁の中に、どうしても扉が来ますよね。
そんな時、どう色柄を選定していくのかというと、
いろいろやり方はありますが。。
例えば。
マットなライトグレーの建具があるから、
同じグレーだからいいかなと採用する。
同じ系統のグレーであればいいのですが、
グレージュなのか、青みのあるグレーなのか、
違う系統にすると、意外にも目立ちます。
似せようと思っても近づかないと思ったら、
別の考え方にしますよね、きっと。
もしそうなら。。
床のフローリングの木目に合わせてみよう
というのも一つのアイデアです。
全体で見れば、気にならないかもしれませんが、
やはりアクセント面を見ると、石目に木目なので、
気になる方もいるんじゃないかなと思います。
ここで。
製作建具の場合はどうなのかというと。
当たり前なんですけど、いろいろ方法があります。
例えばですが。
その建具に、アクセントで使ったのと同じものを
張って仕上げることができます。
特に、壁紙であれば、とてもシンプルです。
(タイルとかだと、重さへの対策が必要です)
ただし、この場合、建具の枠や金物が悪目立ちするので、
その辺の配慮ができるかは、設計士の力量によります。
その他にも。
石目の色のトーンを読み取って、それと同じ系統の色で
塗装をして仕上げとする方法があります。
色柄が同じでなくても、色のトーンが揃っていれば、
かなり馴染んだ感じにできますよ。
それ以外にも。
ものすごくたくさんの種類がある、化粧シートや
メラミン化粧板なんかを張ってもいいかもしれません。
こんなふうに、周りに合わせて建具を馴染ませたい。
そんな時には、とても重宝します。
長くなったので、明日に続きます。