製作建具の魅力について③
先日から、オーダーの製作建具について
いろいろお話しています。
そもそも、既製品の建具でも種類が多いのに、
どういう目的でオーダーがいいのか、
どういったことができるのかをお話してます。
その例として、お気に入りの壁仕上げに
建具を馴染ませたい時に重宝するお話をしました。
今日はその続きです。
馴染ませるということはもちろんですけど、
その逆の場合も、オーダーならではですよね。
いいかどうかは別としてですが。。
このドアは、フェラーリのような鮮やかな赤にしたい!
もし、そうであれば、塗装がよいでしょう。
お好みの赤で、しかもツヤも調整できますよ。
マットからツヤ有りまで。
フェラーリに!ということなら、鮮やかな赤に
ツヤのある塗装にするとよいでしょう。
ただ、ツヤをつけると、鏡みたいに映るので、
それがいやでしたら、ツヤは抑えてくださいね。
それと。。
床に無垢のフローリングを採用したとして、
それに建具を合わせたい!という場合。。
もちろん、主要建材メーカーでは、淡い色から
濃い色までの木目を準備しています。
とはいっても、樹種は同じでも色が違ったり、
似た色だけど、樹種が違ったり。。
合わせているようで、意外に合っていない
なんてことって結構あったりします。
どこまでこだわるかにもよりますよ、もちろん。
でも。
せっかくだったら、合わせておきたい!
ということでしたら。。
メラミン化粧板であれば、いろんな樹種で、
かつ、いろんな色合いがあるので、かなり近い感じで
合わせることはできますよ。
それでも合わない!ということでしたら。。
表面に薄い無垢板を張った合板にすれば
フィットしますよね。
ちなみに。
表面に薄い無垢板を張った建具にした場合は、
化粧した板よりも、肌触りや質感がよりよいので、
組みあわせとしての相性は抜群ですから。
さらに。。
床が杉とかナラであれば、建具自体を同じ無垢材で
つくることも可能なので、より近付きますね。
(ただし、樹種によります)
扉の色とか柄について、オーダーにすることで、
やりたいことが、かなりの精度で実現できます。
どう思いましたか?
明日は、少し違う視点でお話していきます。