製作建具の魅力について⑧

ユーザー ナイトウタカシ建築設計事務所 ナイトウタカシ の写真

先日から、オーダーの製作建具について
いろいろお話しています。

昨日は、扉につく金物についてお話ししました。
扉全体からすると、小さな部位なんですけど、
扉を往来する時に、必ず触る場所なので、
意外にも、印象に残ります。

ビックリするほど種類があるので、
自分らしさを表現できて楽しいですよ。
そんなお話でした。

今日は、製作建具ならではの扉について
いくつかご紹介しておきたいと思います。

まず最初はこちら。

右側を見ていただきたいのですが、
開いた部分の奥に、扉がありますよね?

これ。
開き戸ではなくて、引き戸なんですよね。

それはわかりますよ。
だから?
って声が聞こえてきそうです(笑)

では。
今度は、左側を見てください。
扉が閉まってる時に、壁に段差がないですよね?

普通の引き戸であれば、扉が壁より窪んでます。

でも。こちらは閉じた時にフラットになっていて、
まるで、扉がないみたいじゃないですか!

不思議に感じるかもしれませんが。。
こういった動きに対応する金物があるんですよね。

もし、どうしても扉っぽく見せたくない!
なんて場合には、オススメな金物です。

次は、こちらです。

縦長の扉が閉まっている状態と閉じてる状態です。

だから何?
って、再び声が聞こえてきそうです(笑)

よく見てください。
扉が開いた場合をご覧いただくと気が付くはず。

そう。
開けた扉がなくなっちゃってますよね?

もちろん、扉を取っ払ったわけではないんです(笑)

開いた扉は、収納の両側の壁に沿わせて
奥へと収納しているんですよね。

収納の側面を凝視していただくとわかるかも。

通常は開放しておいて、来客時だけ閉じる。
そんな使い方には、もってこいです。

こういった動きのできる金物もあるんですよね。

ちなみに。
本日ご紹介した動きをする金物って、
普通に金物メーカーで購入できるので、
製作建具にすれば、だれでも採用できます。

もっと、いろんな金物ありますから。
興味出てきた人は、「スガツネ」と検索して
みてください。

マニアックで、楽しい情報満載です(笑)